園内でお気に入りの香りを探そう! 豊潤な香りはバラの醍醐味

2023年に駐日ブルガリア共和国大使館より譲り受けた「ブルガリアンローズ」は、香りのバラの代表ともいうべき存在であり、最も上質な香りのバラの一つです。その香りは、華やかでいわゆるバラらしい香り。花に顔を近づけて香りを深く吸い込めば、体全体がバラに包まれたかのよう。人々を幸福にするバラの香りに見せられて、バラの虜になる人も多くいます。横浜イングリッシュガーデンに咲くバラのなかにも、香りがよい品種が数々あり、咲き立ての香りを自由に味わえます。ぜひ、お気に入りのバラの香りを見つけてください。
スーパーバイザー河合伸志が選ぶ「横浜イングリッシュガーデン」に咲く香りのバラ5選
芳純(ほうじゅん)

モダン・ローズで最もよい香りのバラの一つとされ、その名の通り豊潤なローズの香りがあり、同時に爽やかさも奥底に感じられる。化粧品会社によってこの香りをイメージした商品が誕生している。
アンブリッジ・ローズ

柔らかな色彩に豊満な印象のカップ咲きの花には、強いアニス(ハーブの一種)のような香りがある。やや薬臭い印象の個性的な香りのため、好き嫌いがはっきりと分かれる。
シルバー・シャドウズ

グレーの陰影を感じる薄紫の花には、甘さと爽やかさを兼ね備えた香りがある。目を瞑りその香りを深く吸い込むと、新緑の森の中にたたずんでいるかのように思えてくる。
アンヌ=マリ・ドゥ・モランヴィル

パールのような小さな花には不思議な香りがある。香りの研究者いわく「カメムシの香り」とのこと。怖い物見たさで、ぜひ嗅いでみるのも一興。まさかバラにこんな香りがあるとはと驚くかもしれない。
ドゥフトボルケ

ボリュームのある大きな花には、熱帯の果実を思わすような濃厚な香りがあり、その強さに思わず頭がくらくらしそうになる。古くより香りの名花として知られる品種で、品種名は「香りの雲」の意味。
何度も訪れたくなるバラの開花リレー

2026年の横浜イングリッシュガーデンでは、3月下旬に極早生のバラが咲き始めました。今年のバラの開花は例年より早いペースとなる見込みで、5月のゴールデンウィーク後半~明け頃より全体の最盛期を迎える予想です。ゴールデンウィーク前後は気温がまださほど高くないため、花色がしっかりと発色し、また最も力のある房の中央のつぼみが開く時期。一輪の花をじっくり眺めたり、クローズアップして写真を撮るのに最適なタイミングです。

5月下旬になると最晩生のバラが咲き始めます。この頃にはローズトンネルの突き当たりにピンクのバラの壁が現れ、池の脇には赤いバラの柱が出現。8mの高木に絡むバラや白花がふわりと咲くアーチなど、訪れる度に景色が変化し、見どころが絶えません。そして同時期に、庭の主役の座はそっとアジサイたちに引き継がれ、季節は巡ります。バラとアジサイが一緒に楽しめる貴重な時期もお見逃しなく。

バラ満開の園内で優雅な時間を過ごそう
約2,200品種 2,800株のバラが咲く「横浜イングリッシュガーデン」に一歩入れば、そこは非日常の癒やしの空間。咲き立てのバラの香りを嗅いだり、日に照らされて輝く花々に出会った感動を写真に撮ったり、木陰のベンチで家族や友人、恋人と語らったり……。一年で最も美しいガーデンで、ぜひ今年一番の素敵な思い出を作ってください。

Information
横浜イングリッシュガーデン「ローズ・フェスティバル2026」
開催期間 4月25日(土)~5月24日(日)
開園時間 10:00~18:00(最終入園17:30)
入園料(期間中はバラの開花状況により変動/税込表記/未就学児は通年無料)
4/25(土)~5/24(日)…大人1,800円/小中学生900円
年間パスポート(1年間入園無料)6,000円
*「早朝プレミアム開園(4/25~5/17)」は、朝8:00開園~9:30受付終了(10:00より通常開園)。料金は上記の入園料 +「早朝プレミアム開園」イベント料金大人800円/小中学生400円/未就学児無料(電子チケットのみ)。
*窓口に並ばず、スマホで購入、入園できる!電子チケット 詳細はコチラへアクセス
アクセス 相鉄線・平沼橋駅より徒歩約10分(横浜駅西口りそな銀行前より無料送迎バス有 ※運行ダイヤは公式HP参照)
住所 神奈川県横浜市西区西平沼町6-1 tvk ecom park
HP https://www.y-eg.jp/
インスタグラム yokohama_eg_officia*インスタグラムでは最新の庭や開花の様子も発信中
写真・協力/横浜イングリッシュガーデン
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
