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「若いのに知ったような口を利かれると協力する気が...」市委託業者が女性劇団員を「叱責」 劇団訴えも...食い違う主張

A氏は一部発言認めるも「執拗な叱責」は否定

府中市市民協働推進部地域コミュニティ課は、A氏の言動について、J-CASTニュースの取材に次のように説明した。

「関係者間で認識に相違がある状況であり、主催者様が主張される個別の発言や行為を確認するには至っておりません」

A氏は市のヒアリングに対し、「お若いからあまり経験がないかもしれませんが」等の発言があったことは認めているが、「あくまで、公演を円滑に進行するために必要な意思疎通について伝え、現場進行の観点からの注意喚起を行ったという認識」だといい、「『若い女性である』という理由での専門性の否定や、執拗な叱責」といった劇団側の受け止めとは認識に相違があるとした。

資料については、A氏は「当初、利用者の方へ通常お渡ししている範囲の資料をお渡ししていたものの、その他の資料につきましては、主催者様から特段のご要望はなかったことから、渡していなかった」と説明しているとした。

市は、こうした認識の相違から、「本件がいわゆるハラスメントに該当することの確認には至っておりません」という。そのため、

「市として事実関係の確認ができていない状況の中で、市側の判断によって一方的に委託事業者との契約を解除することはできず、また、公演まで3週間を切った時点で新規の事業者を舞台業務につかせることについては、設備や運営の安全性の確保の観点からも現実的ではありませんでした」

と、事業者の変更を要求する劇団側の求めに応じなかった理由について説明した。一方で、「この度の舞台担当者とのやり取りの中で、結果としてご対応された方に不快な思いをさせてしまいましたことにつきましては、謝罪をさせていただいております」とした。

また、市の対応としては、

「公演の実施に向けて、当市として可能な限り協力する観点から、主催者様のご要望を踏まえ、契約事業者の協力会社から代理の担当者を配置する形で対応を行いました」

と対応について説明した。なお、「リハーサル2日前に、さらに音響の専門技術者1名を追加配置するようご要望をいただきましたが、日程や体制の調整が困難であったことから、この点については対応に至りませんでした」ともした。

DMX回線の利用禁止の理由は

では、DMX回線の利用禁止や、「音響のメイン卓を、専門知識のない事務職である所長が立ち会い、照明担当者に操作させる」といった対応についてはどうか。

市コミュニティ課は、当初公演が予定されていた府中市中央文化センター併設の「ひばりホール」について、「小規模な児童ホールであり、主に講演会や発表会などの利用を想定した施設として運営しております」と説明。

また、DMX回線について、

「利用実績が数年間なかったことから、当該回線を利用することで接続機器の故障や円滑な公演の運営に支障をきたすおそれもありました。そのため、DMX回線については、施設の利用案内等にも提供可能な設備として記載しておりません」

とした。

こうした中、劇団側がDMX回線の利用を希望していることを把握したのが、「リハーサル予定日の3日前」だったと主張。「事前の動作確認・安全確認の対応も時間的に困難であったため、当該回線の提供をお断りさせていただきました」とした。

音響については、「施設の通常の運用では、音響メイン卓については、当市委託事業者が音声出力の入り切りのみを行い、音響の詳細な操作は利用団体様がサブミキサー卓を用いて行う運用としています」と説明。

一方で、A氏側は打ち合わせ時の内容から、「音響設備一式は持ち込みで、施設の音響設備は使用しない」と認識していたと説明。そのため、「代理の担当者につきましては、主に照明を担当することを前提として配置がなされました」とした。

結果として、「施設の音響設備は使用しないとの打合せにおける認識についても、主催者様側の認識と相違が生じています」という。

また、劇団側からは、「公演当日における第三者(市職員等)の立ち会い」の要望もあったとする。

市は、「こうした経緯やご要望を踏まえ、サブミキサー卓を主催者様が使用されることを前提とした対応として、施設の責任者である所長が立ち会いのもと、代理の担当者が音響メイン卓のスイッチの入り切りの操作のみを行う体制を提案した」と説明した。

市は今後の調査について、「現時点では、新たな調査対象等が見受けられない状況であるため、直ちに追加の調査を行う予定はありませんが、今後も状況を注視しつつ対応してまいりたいと考えております」としている。

配信元: J-CASTニュース

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