チャゴス諸島の返還合意とその内容
インド洋の中央部に位置するチャゴス諸島は、かつて英国領でしたが、モーリシャスから長年返還を求められてきました。これを受け、英国政府は2024年10月に返還方針を発表し、2025年5月には両国が合意文書に署名しています。
この合意では、ディエゴ・ガルシア島にある英米共同軍事基地について、英国が管理権を維持したまま、年間約1億100万ポンドで99年間借り受ける形が取られていました。
米国の戦略と返還棚上げの背景
しかし2026年4月、英国のキア・スターマー首相は、この返還合意を棚上げすると発表しました。その背景には、米国の強い反対があったとされています。
チャゴス諸島はインド洋の中央に位置し、中東やアジアへのアクセス拠点として極めて重要です。特に米国にとっては、この地域における数少ない戦略拠点であり、安全保障上の価値は非常に高いといえます。
