ワインがわからないのは当然。“覚えられない”から始めていい

ワインに興味を持つほど、多くの人が最初につまずくのが「覚えられない」という壁。銘柄も産地も膨大で、すべてを理解しようとすると途方に暮れてしまうものです。実はそれは、ごく自然なことです。ワインは星の数ほど存在し、プロであってもすべてを記憶しているわけではありません。むしろ、「わからないことがある前提」で向き合うほうが、ワインはぐっと身近になります。
大切なのは、無理に覚えようとすることではなく、少しずつ“自分なりに知っていく”こと。その意識の変化だけで、ワインとの距離は大きく変わります。
“おすすめで”を卒業するだけで、選び方は洗練される

レストランでワインを選ぶとき、「おすすめでお願いします」と伝えることは少なくありません。間違いではありませんが、この選び方だけに頼っていると、いつまでも自分の基準が育ちにくいのも事実。なぜなら、おすすめの内容は店ごとに異なり、その場限りの出会いになりやすいからです。おいしかったとしても、それがどんな特徴だったのか、自分の中に積み重なりにくいのです。
一方で、料理は自分の好みで選んでいる人がほとんどのはず。ワインも同じように、「自分がどう感じたいか」で選べるようになると、印象はぐっと変わります。ほんの少しで構いません。人任せではなく、自分の基準で選ぶ。その姿勢が気持ちの余裕や洗練された印象につながっていきます。
