児童福祉分野
子どもの成長や生活を支え、発達や養育環境に応じた支援をおこなう児童福祉分野。看護師資格は、次のような職種で活かすことができます。
児童発達支援管理責任者
児童発達支援事業所や放課後等デイサービスなどで、障害のある子どもの個別支援計画を作成・管理し、支援スタッフへの指導・助言をおこないます。
強み
子どもの発達や疾患特性を医学的に理解していることは、精度の高い療育計画と保護者の安心感につながります。とくに、医療的ケアが必要な子どもへの支援経験や知識があれば、強みになります。子どもの発達や健康状態を多角的に捉えるアセスメント力も、支援の方向性を決めるうえで役立つでしょう。
資格要件
以下いずれも満たすこと
- 看護師として通算5年以上の実務経験
- 相談支援業務や直接支援業務などの実務経験が通算3年以上
※上記2つの期間は重複してカウント可 - 要件を満たしたうえで、児童発達支援管理責任者研修の修了と6ヶ月〜2年間の実務経験(OJT)を積み、実践研修を修了すること
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保育士
保育所(保育園)や認定こども園などの児童福祉施設で、乳幼児の保育をとおして基本的な生活習慣を整え、コミュニケーション力を育みます。本来は保育士資格が必要ですが、1人に限り看護師を保育士数としてカウントできる「みなし保育士制度」を利用して働くことができます。
強み
まだ免疫力が弱い乳幼児のいる環境では、看護師業務で身につけた感染対策や衛生管理の知識が歓迎されます。とくに、病児保育や医療的ケア児対応をおこなう施設では、看護師としての医療知識や処置スキルが評価されます。
資格要件・配置基準
- 看護師資格で就労可能(保健師・准看護師含む)
- 1施設につき1人まで(ただし2026年4月以降、特定理学療法士等の別枠1人と合わせて最大2人まで)
- 乳児が3人以下の保育所では、保育所などでの勤務経験3年以上または子育て支援員研修の修了が必要
※自治体により常勤要件などの詳細な運用ルールが異なるため、希望する勤務先がある自治体へのご確認を推奨します
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▽病院から保育所に転職した看護師インタビュー
企業・その他
看護師の資格が活かせるのは、医療・福祉の現場だけではありません。一般企業や美容の道もあります。
産業看護師(企業看護師)
産業看護師は、企業に所属して従業員の健康管理や健康診断のフォロー、メンタルヘルス対応、職場環境の改善提案などをおこないます。
強み
臨床現場のように処置をおこなう場面はなく、デスクワークや面談対応が中心となります。疾患や薬の知識は、健康診断の結果説明や従業員からの健康相談に対応する際に役立ちます。また、患者さんへの保健指導や生活習慣改善のサポート経験があれば、なお歓迎されます。
資格要件
- 看護師資格のみ
治験コーディネーター(CRC)
新薬や医療機器の臨床試験(治験)をおこなう際、製薬会社・医師・被験者の間に立って治験がスムーズに進むよう調整・サポートします。
強み
治験の現場では被験者の体調管理や採血・バイタル測定などの医療行為が発生するため、看護師の臨床経験が直接活かせます。医師や多職種と連携してきたコミュニケーション力や、正確な記録・報告の習慣も役立ちます。
資格要件
- 医療系の国家資格を持っている人や、病院勤務経験のある人が優遇される傾向
日本SMO協会が2024年3月に実施した調査によると、調査に協力したSMO(治験施設支援機関)に所属するCRCのおよそ31.8%が看護師資格を保有しています。
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アートメイク施術ナース
専用の針を使って、汗や水でも落ちないメイクを施します。施術だけでなく、顧客のカウンセリングやデザインの打ち合わせ、アフターケアの指導などもおこないます。
強み
看護師として、患者さんとの丁寧なコミュニケーションや寄り添う姿勢が活かせます。また、アートメイクでは衛生管理や感染対策の知識が不可欠なため、看護師としての実務経験が役立ちます。
資格要件
- 看護師資格のみで就労可能
