
すらりとした長い花穂を優雅に伸ばすジギタリスは、初夏のイングリッシュガーデンに欠かせない花。草丈1~2mと大型になり、庭風景に縦のラインを生む美しい花がガーデナーに人気な一方で、毒草としても名高い植物です。今回は、そんなジギタリスについて、3枚の写真の中から正しいものはどれかを選ぶ3択クイズを出題! みなさんは、ジギタリスはどの花か分かりますか?
初夏を彩る美しい花!「ジギタリス」は次の3つのどれ?

5~6月、すらりと伸ばした花穂にベル形の花を咲かせ、見ごたえのある景色を演出するジギタリス。ヨーロッパや北アフリカ、中央アジアなどを原産とし、花が美しいことから観賞用として特に洋風の庭で人気があります。園芸品種が多く、草丈や花色のバリエーションが豊富。耐暑性が弱く、日本では夏に枯死することが多いため、基本的に二年草として扱われますが、近年では暑さに強く本来の宿根草として楽しめる品種も登場しています。日本ではキツネノテブクロ(狐の手袋)という名でも親しまれていますね。
さて、そんなジギタリスには、よく似た花がいくつかあります。今回は、正しいジギタリスの写真を選ぶ3択クイズ! ジギタリスは、次のA~Cのどれでしょう?
A

B

C

ヒント
いずれも初夏に開花期を迎え、長い花穂を伸ばして花を咲かせる宿根草ですが、花姿や斑点の有無などに違いがあります。
正解は…
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C

ジギタリスの基本データ
学名:Digitalis
科名:オオバコ科
属名:ジギタリス属(キツネノテブクロ属)
原産地:ヨーロッパ、北東アフリカ~中央アジア
和名:キツネノテブクロ(狐の手袋)
別名:フォックスグローブ
英名:foxglove
開花期:5~6月
花色:白、ピンク、紫、黄、オレンジ、茶、複色
形態:二年草・宿根草
草丈:30~200cm
長いすらっとした花穂に釣鐘形の花が咲きあがる、独特で優美な花姿から、開花期が重なるバラとともにイングリッシュガーデンを彩る初夏の花として人気が高いジギタリス。草丈が高く、開花期には存在感がある大型のガーデンプランツで、花壇の後方に配置するのにもおすすめです。
ヨーロッパでは古くから身近な花として親しまれてきた存在で、花色や草丈のバリエーションも豊富にあります。園芸店などで多く出回っているのはジギタリス・プルプレアの園芸品種。近年では暑さに強く翌年以降も楽しめる丈夫な交配種も多く登場しています。
ジギタリスの和名のキツネノテブクロは、英名のfoxgloveをそのまま訳したという説が一般的です。

ジギタリスは長い花穂をつけ、釣鐘形の花が下から上へと螺旋状に咲き進みます。草丈は30~200cmと幅があります。花の内側には白く縁取りされた濃色の特徴的な斑点が入るものが多いですが、品種によっては斑点がないものもあります。冬や1年目のジギタリスは下葉のみのロゼット状の状態で、暖かくなると茎を伸ばして花を咲かせます。葉は卵状の長楕円形で、株元や茎下部の葉には葉柄がありますが、茎上部の葉は小さく葉柄がありません。

ジギタリスは日当たりと水はけ、風通しのよい場所で管理します。酸性土を嫌うため、植え付けの際は苦土石灰などで中和しておくとよいでしょう。また植え付け時に根を傷めないように注意します。高温多湿に弱く、夏越しに挑戦する場合は半日陰の涼しい場所に移動するとよいでしょう。ただし、温暖な地域では対策をしても夏を越せずに枯れてしまうことが多いため、基本的には夏に枯れる二年草として扱うのが気軽です。

ジギタリスはジギトキシンなどの強心配糖体を含む有毒植物で、毒草としてもよく知られています。全草に毒性があるため、取扱いには注意が必要。特に若葉が、健康被害が報告される以前は食用とされていたコンフリーに似ているため、誤食による死亡事故も発生しています。栽培する際は、食用の植物と離して植栽するなど配慮しましょう。

