◆結婚式で喜怒哀楽すべてをさらけ出す花嫁の父親

「私と同い年の従兄妹が結婚することになり、Sは娘の結婚で随分前から舞い上がっていました。嬉しいけど哀しい。めでたいけど寂しい。父親としての複雑な思いを私に話していました」
結婚式当日、Sはついついお酒が進んでしまったようだ。
◆結婚式序盤で「娘が奇麗だ!」と連呼
「結婚式開始の1時間前、親族の控室に行くとSが上機嫌で何かを飲んでいます。すでにビールを飲み始めていました。まだ意識はあり、呂律はしっかりしている様子でした」結婚式が始まると、ますますテンションが上がっていくS。「娘が奇麗だ」と言い続けていたという。
「お酒を飲む勢いは止まりません。娘を見ながら軽く泣いています。Sの妻(以降、N)は、その様子に少しイライラしていました。だんだんSの話す意味がわからなくなり、私は不安になりました」
結婚式の序盤で、すでにべろんべろんのS。司会者の話は全く聞けていないようだった。乾杯のときにも少しふらつき、意識もぼんやり。完全に目が据わっていた。
「中盤では、椅子に座っていても体は斜めになり力が入っていない様子で……。顔は笑っているのに泣いています」

