AIは“次の自動車産業”になる可能性
現在のAIブームは、高度経済成長期の自動車産業に似ています。
当時、自動車産業は鉄鋼やガラス、ゴム、物流、保険、ガソリンスタンドなど、幅広い業界を潤しました。
車が普及することで、人々の行動範囲が広がり、消費全体が活性化したのです。
これは、現在のAIにも同じことが言えるでしょう。
AIの発展には、データセンターや半導体、GPU、電力、クラウド、水資源など、多くの産業が関わります。
さらに、AIを導入した企業は業務効率が改善し、利益率向上につながります。
つまり、AIの普及によって、さまざまな産業へお金が流れ込む構造ができつつあるのです。
一時的な下落はあっても「流れ」は変わらない
もちろん、市場には今後も一時的な下落があるでしょう。
しかし、それだけを理由に投資を避けるのは、必ずしも合理的とはいえません。
インフレが続く環境では、現金の価値は相対的に目減りしていきます。
「投資をするとお金が減るかもしれない」と考える一方、「投資をしなければ現金の価値が下がる」という視点も必要です。
AIと半導体を中心とした大きな潮流が続く限り、S&P500は中長期的に上昇する可能性があるでしょう。
よって筆者は、2026年後半に向けて、株式相場は一時的な下落局面をはさみながらも、株価はさらに上昇していくと考えています。
鳥海 翔
株式会社Challenger代表取締役
FP(ファイナンシャル・プランナー)/投資家
