「『示談をしたから不起訴』刑事手続の実態とは一致しない」
当時、高畑さんは「長期間不安定な立場に置かれるリスクを考慮」し示談に応じたが、「『示談をしたから不起訴になった』という単純な構図で本件を理解することは、刑事手続の実態とは一致しない」とも主張。
仮に起訴された場合には「無罪主張を行っていた」という。
当時、マスコミ報道と実態にはギャップがあったと高畑さんは受け止めているが、恐怖感のほか「自分が言葉を投じることによって、家族や、周囲の方々にまた迷惑をかけてしまうのではないかという想いが拭えなかった」ことから弁明を避けてきたという。
しかし、「いつかは自らの言葉で整理し、説明すべき時が来るのではないか」との考えが強まり、今回の声明に至ったとした。
現在は劇団を主宰し、表現活動を続けているといい「これまで以上に責任と自覚を持って、誠実に取り組んで参ります」と結んだ。
「高畑氏が語った女性の服装があまりにも出鱈目だった」
編集者で週刊現代の元編集長・山中武史氏は、高畑さんの声明を受け「週刊現代にこの女性側の告白記事が掲載された時の編集長は僕だった」とし、Xで思いをつづった。
「僕が『女性側の告白のほうが信頼できる』と確信した理由は、今でも覚えている」と当時を振り返り、「週刊文春で高畑裕太氏が『美人局だった』と主張する記事の中で、高畑氏が語った女性の服装があまりにも出鱈目だった」とした。
当時、証拠品として警察に提出されていた服装と、高畑さんの主張は大きく食い違っていたといい、「僕が今でも残念に思うのは、2016年当時は『性加害』についての日本社会の認識がまだまだ遅れていて、文春の『美人局』記事のほうが週刊現代の女性の告白よりも反響を呼んでしまったことだ」とつづった。
「僕は当時記事を掲載した責任者として、この女性の告白が軽んじられてはならないと、あらためて言っておきたい」としている。