経営者が本当に設計すべきもの
今回の問題の本質は、離婚そのものではありません。家庭という「見えないインフラ」を、無設計のまま放置していたことにあります。
石田社長は家庭を「感情の領域」と切り離して考えていましたが、実際には経営を支える強固な構造体の一部でした。彼が本来やるべきだったのは、以下の3点です。
・家庭内の役割と価値を言語化すること
・感謝や敬意を仕組みではなく日常で示すこと
・資産と経営権を分けて設計しておくこと
経営者は事業戦略や税務には心血を注ぎますが、最も足元を掬いかねない「家庭」を放置しがちです。人間関係の歪みは、必ず時間差で経営に跳ね返ってきます。
関係が崩れてから修復を試みても、多くの場合、時すでに遅しです。あなたの自社株、そして経営権は、本当に「安全な場所」にあるでしょうか?
萩原 峻大
東京財託グループ 代表
