タイルデッキの費用は、基礎工事の規模やタイルの素材、デッキの高さなどの条件によって大きく変動します。
今回は、タイルデッキの費用相場やウッドデッキとのトータルコスト比較、ケース別の費用シミュレーションを詳しく解説します。
費用を抑えるポイントや注意点も紹介するので、ぜひ参考にして納得のいくタイルデッキを実現しましょう。
1.タイルデッキの費用相場
タイルデッキの費用相場を、以下の2つに分けて解説します。
面積別|タイルデッキの費用相場
オプション|タイルデッキの費用相場
施工面積やオプションの有無によって総額は大きく変わるため、それぞれの目安を把握しておくことが大切です。ご自宅に設置する場合の費用感をつかむ参考にしてください。
1-1.面積別|タイルデッキの費用相場
タイルデッキの施工費用は、1㎡あたり1.5〜8万円が相場です。
施工面積別の費用相場を見てみましょう。
| 施工面積 | 費用相場(施工費込み) |
|---|---|
| 7㎡(約4.5畳) | 10.5~56万円 |
| 10㎡(約6畳) | 15~80万円 |
| 12㎡(約8畳) | 18~96万円 |
タイルデッキの施工面積は、7㎡(約4.5畳)以上が目安になります。
洗濯物を干すスペースとして利用するのならば3.6m×2m(約7㎡)、アウトドア用品を置いたりBBQをしたりするのなら、4.4m×3.6m(約15㎡)は必要だからです。
目的に合わせた面積で設置しましょう。
費用相場は現場状況やタイル素材により大きく変動する
タイルデッキは外構工事のなかでも、現場条件による費用差がとくに大きい工事です。同じ面積や同じ業者でも、条件が変わるだけで見積もり金額は数万〜十数万円単位で変動します。
| 要因 | 内容 | 費用への影響 |
|---|---|---|
| 地盤・既存コンクリートの有無 | 地盤が不安定な場所では下地工事に追加費用が発生する | 基礎工事のボリュームで数万〜十数万円の差が生じる |
| タイルの素材グレード | タイルの価格は0.5万円/㎡〜3万円/㎡と幅が大きい | 選ぶ素材だけで総額が数万〜十数万円変動する |
| デッキの高さ | 高さを出すほどブロックやコンクリートの使用量が増え、施工期間も長くなる | 材料費・人件費ともに上がる |
金額だけで判断すると、必要な工事が省かれているケースを見逃すおそれがあります。見積もりを受け取ったら、上記3点がどのように反映されているかを確認し、妥当かどうかを判断しましょう。
1-2.オプション|タイルデッキの費用相場
タイルデッキにはいくつかオプションがありますが、それぞれ追加費用がかかります。
| オプション | 費用相場 |
|---|---|
| 屋根の設置 | 10~50万円 |
| 遮熱仕様の追加 | 屋根の設置費用+1万円~ |
| 耐積雪仕様の追加 | 屋根の設置費用+5万円~ |
| グレーチング(排水設備) (1㎡あたり) |
施工費用:5万円~ 高さ変更費用:7,000~8,000円程度 |
タイルデッキでもっとも人気なオプションが、屋根の設置です。
費用は10〜50万ほどかかりますが、物干しスペースやアウトドアリビングとして利用するのなら、屋根をつけておくことをおすすめします。
さらに日よけ目的や寒冷地などで遮熱仕様や耐積雪仕様にする場合は、それぞれ追加費用が必要です。
また、タイルデッキで水遊びやBBQをするのなら、デッキと窓の間に排水設備(グレーチング)の設置を検討したほうがよいでしょう。
施工費用と高さ変更費用がそれぞれかかりますが、デッキとリビングをフラットにしても雨水の侵入を防ぐことができます。
2.ウッドデッキとのトータルコストを比較
タイルデッキとウッドデッキで迷ったときは、初期費用だけでなくメンテナンス費や交換費用まで含めたトータルコストで判断することが重要です。10㎡(約6畳)で比較した場合の目安を、以下の表にまとめました。
| 比較項目 | タイルデッキ | ウッドデッキ(天然木) | ウッドデッキ(人工木) |
|---|---|---|---|
| 初期費用(10㎡) | 約15〜80万円 | 約10〜30万円 | 約25〜35万円 |
| メンテナンス費用 | 基本的に不要 | 数年ごとに塗装が必要 ※樹種により異なる ※業者依頼で1㎡あたり5,000〜8,000円程度 |
基本的に不要 |
| 耐用年数 | 半永久的 | 5〜15年 | 約20年 |
| 20年間のトータルコスト目安 | 約15〜80万円 | 約40〜70万円 ※塗装費・交換費込み |
約50〜70万円 ※交換費込み |
初期費用だけ見ると、天然木のウッドデッキのほうが安いと感じるでしょう。ただし、天然木は数年ごとの塗装が欠かせず、耐用年数も5〜15年と短いため交換費用も発生します。人工木は基本的にメンテナンス費用がかかりませんが、耐用年数が20年程度なので交換が必要です。
一方で、タイルデッキは初期費用こそ高いものの、塗装や交換がほぼ不要です。そのため、20年スパンで見るとトータルコストが逆転するケースも少なくありません。
どちらが得かは面積や素材、使い方でも変わるため、自宅の条件で比較する際は見積もりを取るのが確実です。
メンテナンスの手間を省くならタイルデッキがおすすめ

ウッドデッキは雨水や紫外線による劣化が避けられず、天然木なら数年ごとの塗装や交換が欠かせません。さらにデッキ下は雑草や虫の温床になりやすく、定期的な掃除や除草も必要です。
一方でタイルデッキはコンクリート基礎の上にタイルを貼り付ける構造のため、外的要因がなければ半永久的に使えます。デッキ下の手入れも不要なので、メンテナンスの手間を省きたい方に向いています。

