
50代からは、暮らし方に合わせて住まいを見直していきたい時期。
家事動線や空間の使い方、家族との距離感など、最新の住宅トレンドを踏まえながら、これからの暮らしにフィットする住まいのヒントを紹介します。
教えてくれたのは・・・
積水ハウス フェロー ・一級建築士
河﨑由美子さん
1987年積水ハウス入社。収納、食空間、ユニバーサルデザイン、キッズデザイン、ペット共生など、暮らしについて研究を続けてきた、住生活提案のプロフェッショナル。キッズデザイン協議会副会長。
外食は引き続き減少傾向。
キッチンの充実でQOLもアップ
夫婦で立てるキッチンで料理の時間をもっと豊かに
物価上昇の影響で節約志向が高まり、外食は減少傾向に。
コロナ禍前と比べても自炊の頻度が増え、家庭での食事が暮らしの中心として定着しました。
自宅での食事は、栄養面や節約はもちろん、家族のコミュニケーションにも良い影響があると感じている人が多いようです。
「50代からのキッチンは、夫婦で一緒に料理を楽しめる空間づくりがポイントです。使い勝手をよくするには、複数人で調理しても動きやすいよう、それぞれの作業スペースを確保することが重要。セパレート型のキッチン(下図)はおすすめです。既存のキッチンでもワゴンや置き型カウンターを活用すれば、作業スペースを増やせます」。
また、ダイニングテーブルは夫婦2人でも大きめがいいと河﨑さん。
「座って作業したり、会話を楽しんだり……と、料理の時間がより豊かなものに。仕事や趣味にも使えます」
コロナ後も、家庭での食事増加が定着
コロナ禍で、家族と食卓を囲む機会が増加。アフターコロナも、そのまま「家族との食事が定着した」という人が8割以上に*1。
*1 コロナ禍前期に行った同調査で、「コロナ禍前より家族で食事する機会が増えた」と答えた人を対象に再調査。

シンクとコンロが背中合わせになっているセパレートタイプのキッチンは、動線も短く、作業効率も高まるという実験結果が(上の写真はその調理動線実験の様子)。
従来のキッチンより幅が狭く済むため、「キッチンクローク」も設けられて快適に。

