子どもたちが将来帰ってこられるよう、今住む人がやるべきことがある
毎日深夜2時にお店に来てパンを焼く渡邉さん。田村市で活動を続ける背景には、田村市を未来に残したいという思いがあります。
「人は誰でも、帰る場所が必要です。例えば子どもたちが都会へ出て日々の生活に疲れた時、田村市に帰ってくれば、カエルの声や自然の音に癒され、心や体を休ませることができます。でも今のままでは、田村市自体がいつか消滅してしまうかもしれない。子どもたちが将来いつでも帰ってこられる場所を残すために、今住んでいる私たちが、できることをやらなければいけないと感じています。一つの店の一人勝ちではなく、民間の小さな力が横に繋がり、地域全体で経済を循環させていく仕組みを作る必要があると思いますし、足を運びたくなるコンテンツを、価値を、生み出していくことが大事です」

店舗内はイートイン可。太陽と月を表すペンダントライトが目を惹く
渡邉さんにとってひなたベーカリーの経営は、大きな目標に向けた第一ステップにすぎません。
「私が最終的に目指しているのは、田村市の中に、生活を軸にして互いに助け合う『小さなコミュニティ』を作ること。例えば、私がパンを焼くためには小麦が必要です。現在は業者から仕入れていますが、将来的には市内の高齢者の方々に農業で小麦を作っていただいて、その労働力とパンを交換する。自分の得意なことや提供できるもの、そうした『価値と価値の交換』による、小さな循環を生み出したいです。自分ができることもあれば、他の人ができることもある。 逆に、自分が苦手なことは他の人ができることもある。その人らしさがかけ合わさり、助け合って生きていける世界観を作りたいですね」
最後に、田村市への移住を検討している方へ向けて、メッセージをいただきました。
「田村市には、華やかな服屋さんも少ないですし、飲食店も都会に比べれば限られています。でも私は『何もない』ということ自体が、大きな価値だと思います。深夜にパンを作りに来て、早朝窓を開けると、車の音は1台も聞こえず、美しい鳥のさえずりが響き渡っていて、都会では味わえない贅沢さがあると思っています。『何もない』中に、自分なりの『ある』を見つけ出すことが、田村市の楽しみ方の一つだと思います」
体に優しいこだわりの手作りパンと、渡邉さんの地域に対するあたたかく力強い思いがつまったひなたベーカリー。田村市や都路町の自然の恵みを感じながら、自分だけの特別なサンドウィッチを味わってみてください。

「人の幸せにとって『ありのままの自分でいる・やりたいことをやる』というのが大事だと思っています」と渡邉さんは話す
ひなたベーカリー
住所:福島県田村市都路町岩井沢字道ノ内65-1 店休日:火・水曜日(毎月の営業日詳細はInstagramに掲載) 電話:080-3332-5299 駐車場:あり Instagram:https://www.instagram.com/hinata.bakery/ ECサイト:https://hinatabakerys.stores.jp/ お問い合わせ:電話またはInstagramのDM
この記事を読んで田村市での生活に興味を持った方、移住を検討している方は、お気軽にたむら移住相談室へご相談ください。
たむら移住相談室 Web:https://tamura-ijyu.jp/ 電話:050-5526-4583 メール:contact@tamura-ijyu.jp ※たむら移住相談室は株式会社ジェイアール東日本企画と(一社)Switchが共同で運営しております。
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