五月病の対処法は?予防や対策に効果のある行動

学生や新入社員のみならず、一般の社会人でも注意したい五月病。ここからは、五月病にならないための予防策、そして、自分が「五月病かも?」と思った場合の対処法をご紹介します。
五月病対策1:趣味に打ち込む
自分の趣味に打ち込み、ストレスを解消することをおすすめします。好きなことに没頭するだけで、脳内にある「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌が活性化され、ストレスが緩和されるでしょう。買い物、映画鑑賞、料理、読書、創作活動、ドライブなど、楽しく熱中できることなら何でも構いません。ぜひ、積極的に趣味に取り組んでみてください。
五月病対策2:適度な運動
ストレスを発散するために、適度な運動を心掛けるのもいい方法です。体を動かすと、精神的な緊張感がほぐれ、肉体的な倦怠感も緩和されるはずです。理由もなく体が重たいと感じるときこそ、スポーツジムやヨガ、ランニングなどで汗を流し、心身のリラックスとリフレッシュを試みましょう。
五月病対策3:規則正しい生活習慣
生活リズムが乱れると、肉体的にも精神的にも健康を害し、ストレスや疲労感を溜めることになります。また、極端な休息、ないしは睡眠不足も、五月病につながる原因の一つです。体を労わるためにも、質のよい睡眠を適切にとるように心掛けましょう。毎日の就寝・起床時間を管理し、一定の生活リズムで規則正しい生活を送るようにしてください。
五月病対策4:食事にも気を配る
心身を安定させる役割を持つセロトニンを体内で生成するため、乳製品・大豆製品・鶏肉・いも類・雑穀入りの白米などを積極的に摂取しましょう。セロトニンを生成するのに必要なビタミンB6を多く含むバナナもおすすめの食材。ただし、それらだけを食べるのではなく、あくまでも偏りのないバランスの取れた食事をすることがポイントです。
五月病対策5:悩みや問題を話せる仲間をつくる
慣れない環境のもとでは、誰しも何らかのストレスを抱えてしまうものです。同じような悩みや問題などを打ち明けられる仲間をつくり、おしゃべりをしながらストレスを解消することも、五月病の予防や対策になります。それぞれの悩みや問題を共有し、気兼ねなく話し合うことで、思いもよらない突破口や解決策が出てくるかもしれません。
ストレスが原因となる五月病は、特別な病気ではありません。しかし人間は、大なり小なりストレスを抱えやすいため、誰でも五月病に陥る可能性がありますし、放っておくと別の病気につながる可能性もあります。規則正しい生活を送り、自分にとって最適なストレス解消法(どんな方法でも楽しくストレスが軽減される行動)に積極的に取り組みましょう。
また、自分の状態から五月病を疑う場合、早めに病院の診察を受けるようにしてください。まずは、肉体的な症状を相談し、何も問題がないと判断されるた場合は、心療内科や精神科で診てもらうことを考えましょう。
■五月病について教えてくれたのは?
野尻紀代美さん

のじり・きよみ 産業医、日本ストレスチェック協会ファシリテーター、内科認定医、日本呼吸器内科学会所属。
1997年佐賀医科大学(現佐賀大学)医学部医学科卒業後、東京逓信病院の内科レジデント、呼吸器内科レジデントを経て、呼吸器内科スタッフとして勤務。のちに有限会社ウエストフィールド・コンサルティングを設立。2011年、労働衛生コンサルタント免許習得。現在は14社のクライアントを持ち、2018年より家族のためのシッター事業も開始。臨床医としても週に一回の勤務を継続中。
※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

