「家を守る主婦として失格」罪悪感と自己嫌悪で外出も怖くなる日々
「二度と戻らない母の形見を失った精神的なダメージが大きく、毎日ふさぎ込んでしまいました」と回答する女性。家族には内緒にしていたため、「一人でこの事実を抱え込むのが辛く、夫や息子と接する時も常に罪悪感がつきまとっていました」と胸の内を明かします。

さらに、「買取業者に対して何も言えなかった自分の情けなさに自信を喪失し、しばらくの間は外出さえも怖く感じるようになり、日常生活に支障をきたしてしまいました」とも。
当時の心境について、「業者が帰った直後は、あまりの出来事に呆然としました。どうしてあんなに簡単に大切なものを見せてしまったのかと、自分自身への強い怒りが込み上げてきました」と激しい感情を吐露します。
「家族の大切な資産を自分の不注意で守れなかったという事実は、言葉にできないほどの重圧となって私を苦しめました。自分は家を守る主婦として失格ではないかという思いが絶えず頭を巡り、自己嫌悪で心身ともに疲弊しきっていました」と、独りで抱え込んだ深い苦悩を振り返っていました。
消費生活センターへの相談と、家族とのルール作りで得た教訓
絶望の淵に立たされた女性ですが、勇気を振り絞って解決に向けた行動を起こします。 まずは消費生活センターの相談窓口へ電話し、クーリングオフの可能性について確認。「専門の相談員の方に話を聞いてもらうだけでも、少し冷静さを取り戻すことができました」と女性。

そして、家族にもすべてを打ち明ける決断をします。 「家族には正直にすべてを話し、二度と知らない業者を家に入れないことを約束しました。さらに、家族の防犯対策を強化し、自分一人の判断で重要なものを動かさないよう、夫ともルールを決めました」と、家族で一丸となって対策を講じたそうです。
その場で契約書を交わしてしまっていたため、残念ながら形見を取り戻すことは叶いませんでした。しかし、「相談したことで騙されたという事実と向き合い、今後の対策を講じる具体的な道筋が見えたことは大きな前進でした」との回答がありました。
もし今同じような業者が来たらどうするかという問いには、「どんなに丁寧な口調の業者であっても、家の中に一歩も入れません」とキッパリ。
「もし玄関先で何かを求められても、その場で一切の判断をせず、必ず夫が帰宅してから相談すると伝えます。大切なものは鍵のかかる場所に保管し、不用品の整理は必ず信頼できる大手の店舗に持ち込むようにします。自分の身は自分で守るという意識を強く持ちます」と綴っています。
最後に女性は、「見知らぬ人への過度な親切心や、断れない性格が思わぬ悲劇を招くことを学びました。大切な思い出を守るためには、時には冷徹とも思えるほどの警戒心が必要だと痛感しました」と、身をもって得た教訓を回答してくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年5月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
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