
犬や猫との暮らしは、住まいのかたちや時間の流れも変えていくもの。
人にとってもペットにとっても快適な住まいの工夫を紹介します。
編集者・ライター
横濱麻理乃さん
12歳のノルウェージャンフォレストキャットのエルフ、6歳の保護猫・ロロと暮らす。3年前に築20年のマンションをリノベーション。工期中は猫とともに実家で過ごしたそう。
インテリアも楽しめる猫と暮らす家のリノベーション
愛猫たちとかなえる美しく心地いい住まい
2匹の愛猫と暮らす横濱さんがマンションをリノベーションしたのは、設備の老朽化が気になり始めたことがきっかけ。
「部分的なリフォームも考えましたが、せっかく工事をするなら……と思い切ってフルリノベーションすることに」
プランニングで重視したのは、猫も人も快適な空間づくり。
「北欧ヴィンテージの家具が映える自分好みのインテリアと、猫が心地よく過ごせる環境。どちらも両立できる家を目指しました」
とくに重視したのが、キッチンのカラーリングと床材選びです。
「愛猫が座ったときに〝いちばん似合う〟空間にしたくて、内装はグレーと白に。床はメンテナンスしやすいタイル敷きにしたことで、掃除も楽になりました」
猫と暮らす上で悩みがちなトイレの置き場所についても、リノベーションによって解決。
「以前は廊下に並べていましたが、洗面所に専用のスペースを設けたことですっきり。床はキッチンと同じ大判タイルなので、汚れてもさっと掃除できて衛生的です」
さらに寝室と廊下、キッチンと洗面所の間には、猫が自由に行き来できる「猫トンネル」を設置。
「2つのトンネルはどちらも猫たちのお気に入り。楽しそうな姿を見ると、リノベーションに踏み切って大正解だったなと思います」
畳敷きの和室だったところを洋室にリノベーション。ダイニングとつなげて広いリビングにし、床暖房を入れて快適性をアップ。
「いつも一緒にくつろげるよう、ソファには猫用のベッドも」
リビングは仕事スペースと隣接
リビングの一角は、収納を生かしたワークスペース。仕事を終えたら扉を閉めて隠せるため、オンオフを切り替えやすい。(ソファ前の)ラグは遊牧民族に伝わる「ギャッベ」。
「羊毛は汚れが染みこみにくく、猫が汚しても意外とお手入れしやすいんです」
飾り棚の小物は倒れないように工夫
棚のオブジェは100均の固定シールを貼って落下を防止。
「ふだん猫が上がることはありませんが、念のため」
猫の色に合わせた配色
キッチンに用いたグレーと白は愛猫の毛色に合わせたもの。
「後ろに置いた鍋やドリッパーもグレーで統一」
玄関でお出迎え
帰宅時は玄関で出迎えてくれる。椅子の下は寝室へ続く猫トンネル。
猫の出入りを制限するエリア
和室とクローゼットは、猫は立ち入り禁止。
来客時など脱走の心配があるときは、リビングと玄関の間のドアは閉めておく。
一人掛け椅子は猫の居場所にも
イージーチェアを主役にしたくつろぎコーナー。
高さのあるヴィンテージのキャビネットはキャットタワー代わりにもなっているそう。

