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庭も玄関も見違える! 夏に楽しむ“小・中・大”の寄せ植えアイデア

庭も玄関も見違える! 夏に楽しむ“小・中・大”の寄せ植えアイデア

大鉢で庭の景色をつくる、花壇のような寄せ植え

大鉢の寄せ植え

一番大きな鉢は、まさに庭の景色をつくる存在。門まわりや庭の入口に置けば、それだけで空間の印象を大きく変えてくれます。大鉢の寄せ植えは、ひと鉢の中に小さな花壇をつくるような感覚で、花の高さや形、色の重なりを楽しめるのが魅力です。

夏の寄せ植え

使われているのは、宿根ガーベラ、ディアスキア ‘トリニティ’、バーベナ・リキダ ‘ベノーサ’、ブラキカム ‘ブラスコバイオレット’、リシマキア ‘ボジョレー’、マーガレット ‘チェルシーガール’、ユーフォルビア ‘ダイアモンドフロスト’、ペチュニア ‘イエス ピンクスマイル’

大鉢の寄せ植え

この寄せ植えは、花の形の組み合わせがとても豊か。宿根ガーベラやマーガレット ‘チェルシーガール’の丸い花が目を引き、リシマキア ‘ボジョレー’のシックな花穂が縦のラインをつくります。そこに、バーベナ・リキダ ‘ベノーサ’やディアスキア ‘トリニティ’の小花が面で広がり、鉢全体に自然なボリュームを生み出しています。

夏の寄せ植え

鉢縁では、ペチュニア ‘イエス ピンクスマイル’やブラキカム ‘ブラスコバイオレット’がヴィヴィッドな色を添え、ユーフォルビア ‘ダイアモンドフロスト’が白い霞のように全体をつなぎます。ピンク、紫、赤紫、白が重なり合い、華やかでありながら庭の緑にもなじむ色合わせです。

大型テラコッタ鉢は器の重厚感に負けない、花壇のようなボリュームで受ける

大鉢の寄せ植え

テラコッタの大型鉢は、庭の中でかなり存在感があるので、植栽が小さくまとまりすぎると、鉢だけが目立ってしまいます。鉢と植物に一体感を出してきれいに見せるには「鉢の口径より少し大きく見えるくらい」に植物を広げるのがポイント。中央に高さと密度をつくり、外側へ花があふれるように広がる半球形のフォルムを意識しつつ、ただの丸い寄せ植えではなく、ところどころに花穂や小花の動きが入れることで、自然な揺らぎを演出します。

ただし、このサイズの大鉢をそのまま家庭で再現するのは少しハードルが高いもの。大切なのは鉢の大きさではなく、植物の役割分担です。丸く咲く花、穂状に咲く花、小花、ふわっと散る白花、鉢縁からこぼれる花。この5つの要素を意識すると、ひと鉢の中に奥行きが生まれます。

直径40〜45cmほどの鉢なら植物数を減らして、横長のプランターなら配置を横に広げても楽しめますし、花壇にも置き換えられます。

寄せ植えを夏に長く楽しむための管理ポイント

大鉢の寄せ植え

今回の寄せ植えは、初夏から夏にかけて華やかに楽しめる花合わせです。ただし、すべての植物が真夏の高温多湿を得意とするわけではありません。特にディアスキア、マーガレット、リシマキアなどは、暑さや蒸れで株が疲れやすくなることがあります。

夏に長く楽しむには、花がらをこまめに摘み、混み合った部分をすかして風通しをよくすることが大切です。梅雨前や花が一段落したタイミングで軽く切り戻すと、株の蒸れを防ぎ、再び咲きやすくなります。

バスケットの寄せ植え

また、小さなバスケットや中鉢は土の量が限られるため、水切れに注意。反対に、大鉢は乾きにくい部分もあるので、表面だけでなく鉢の中の湿り具合を見ながら水やりします。真夏は強い西日を避け、風通しのよい場所で管理すると安心です。

寄せ植えは、植物の組み合わせだけでなく、器の形とのバランスも大切です。横長のバスケットなら低くふんわり、脚付き鉢なら高さを生かして軽やかに、大型鉢なら花壇のようなボリュームで。器の特徴に合わせてフォルムを考えると、同じ植物でもぐっと美しく見せることができます。それぞれの植物の役割や色合わせを意識すれば、置き場所に合わせて、自分らしい夏の寄せ植えを楽しむことができますよ。

寄せ植え制作/安酸友昭(ラブリーガーデン)

Credit 話 / 面谷ひとみ - ガーデニスト -

おもだに・ひとみ/鳥取県米子市で夫が院長を務める面谷内科・循環器内科クリニックの庭づくりを行う。一年中美しい風景を楽しんでもらうために、日々庭を丹精する。花を咲き継がせるテクニックが満載の『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(KADOKAWA)が好評発売中!

まとめ・写真 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!

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