「育て方を間違えたのでは」ショックと焦り、そして長女への対応への深い悩み
長女が持ち出した金額自体は、決して大金ではありませんでした。それでも、わずか5歳の我が子が親のお金を持ち出したという事実に、女性は「かなり驚きました」と振り返ります。

「最初はショックと焦りが大きかったです。まさか自分の子どもが親のお金を勝手に持ち出すとは思っていなかったので、『育て方を間違えたのでは』と落ち込みました」と当時の心境を吐露する女性。母親として、深いショックを受けていました。
また、長女と一緒に駄菓子屋へ行っていた祖父母にも事情を説明する必要があり、家庭内の空気が少し重くなってしまったと言います。
そんな中で女性を最も悩ませたのは、長女をどう叱るべきかという問題でした。
まだ5歳の長女自身に「悪いことをした」という自覚は薄かったと言います。親のお金を持ち出して、友達に物を買うという行為も、「みんな喜ぶと思った」「少しだけなら大丈夫と思った」という軽い気持ちでしてしまっていたそうです。
「どこまで厳しく叱るべきか悩みました」と明かす女性。「強く責めすぎると萎縮してしまいそうでしたし、逆に軽く済ませると『バレなければいい』と覚えてしまうのではないかと不安でした」と振り返りました。
祖父母の協力のもと、お金のルールを徹底!今だからこそ実感する「お金の教育」の大切さ
長女と話すうちに、悪意があるわけではなく「お金の価値やルールをまだ理解しきれていない年齢」なのだと感じたという女性。感情的に叱るだけではダメだと気づき、冷静に対応することを決意しました。
まずは長女と落ち着いて話をする場を設け、「人のお金を勝手に使うことは絶対にしてはいけない」と繰り返し説明することに。
お店で物を買うにはお金が必要なこと、お金は働いて得るものだということを「5歳でも分かる言葉で伝えた」と言います。

祖父母にも協力を仰ぎ、しばらくは財布を子どもの目につく場所に置かないよう徹底。また、お手伝いをしたら少額のお小遣いを渡す仕組みへと変えました。
その結果、長女が勝手にお金を持ち出すことはなくなりました。さらに、自分のお金がもらえる仕組みによって「欲しい物は自分で貯めて買う」という意識が少しずつ身についているそうです。
今は「ママに言わずに持っていったのはダメだった」との反省を口にするようになったと言います。
すっかり沈静化した長女の金銭トラブル。女性は、もし発覚当時に戻れるなら「最初から頭ごなしに問い詰めず、もっと早い段階でお金のルールを教えると思います」と明かします。
一連の経験から「子どもの金銭トラブルは、『悪い子だから起きる』というより、お金の仕組みやルールをまだ理解できていないことで起こる場合も多い」と学んだという女性。
今は「親側も『まだ分からないだろう』と決めつけず、日常の中で丁寧に伝えていく必要がある」と実感しているそうです。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「子どもにまつわるお金トラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
