夜中に何度も目が覚める、朝から疲れている、寝る前につい甘いものが欲しくなる――それ、歳のせいだけではなく、実は「腸の乱れ」が関係しているかもしれません。睡眠の質を整える食べ方と習慣を人気管理栄養士が解説します。
教えてくれたのは、笹村望(ささむら・のぞみ)さん

腸活管理栄養士、分子栄養学認定カウンセラー。「なりたい自分を腸から叶える」をテーマに活動し、Instagramフォロワー10万人超、YouTube登録者数6万人超。わかりやすい腸活発信が人気。
「夜中に目が覚める人」に足りない栄養とは?
なぜか、ちゃんと寝ても疲れがとれない、夜中の変な時間に目覚める——多くの人が「歳かしら?」と思う睡眠の悩みですが、じつは腸が大きく関係していることをご存知でしょうか。
私たちが寝ている間、腸は休んでいるように見えて、寝ている間も体を支える働きを続けています。 寝る前になぜかお腹が空くのも、こうした理由が関係しているのです。
夜、寝る前に食べていいもの、悪いもの
しかし、「腸が欲しているなら」と好きな甘いものや脂っこいもの、消化に時間がかかるものを食べると、かえって腸に負担がかかってしまうので要注意。夜の腸が求めているのは、血糖値を安定させてくれる、消化にやさしいもの。血糖値が一気に下がると「エネルギーが足りない!」と中途覚醒してしまうからです。
その血糖値を支えるのは肝臓で、肝臓の働きを助けてくれるのがアミノ酸です。ですから、寝る前にアミノ酸をとることで、夜中も起きづらく、朝の疲れも残りにくくなります。いまではスポーツ用品のコーナーに飲み切りタイプなども売っているので、さほど面倒ではありません。
また、もう一つ大事なのが、夜ごはん。夜は軽い方がいいと思われがちですが、疲れているときは、食事量が少なすぎることで夜中に目が覚めやすくなる場合もあります。 寝る2時間前までに、少なくともごはん握り拳一個分、そして具沢山スープ程度はとるようにしてください。
また、血糖値が下がる15〜18時に一度、ナッツやチーズなどで栄養を入れておくと、腸と肝臓が安定して働けるのでおすすめです。それでも眠れない場合は、温めた豆乳にはちみつを加えて飲むとよいでしょう。

