秘書のものとされた音声に「違和感」
岸氏は「内容ではなく、公設秘書の声かどうかをお聞きしている。本人にも確認したか」と続けた。
高市氏は、「秘書本人かどうか、あのような音声を元に判断することは難しゅうございます」と返答。「途中で登場する『AI早苗』という音声は、明らかに私の声だったが私の発言や発音と違う。秘書のものとされた音声も、私と会話している時よりもかなり高い声でハキハキと喋っていったので、違和感があった」とした。
「いずれにしてもやりとりの内容について、他候補を批判するものでもなく、どう考えても確認のしようがない」としている。
岸氏は「総理はきっとそうやって『AIだ』という風に言うだろうなと」とし、「週刊現代」による記事を紹介。秘書に内容を確認したかと重ねた。
高市氏は「4~5回電話をかけて、やっと秘書を捕まえた」とし、電話口で週刊誌報道について読み上げた上で確認したと説明。「内容は事実と違うと申しておりました」とした。
「週刊誌の記事をもとに『作成した』と決めつけられることは大変心外だ」
岸氏は、動画を作成したという人物について「総理自身は接点がなかったとしても、公設秘書が接点を持っていたとなると、総理がこれまで国会で説明したことと異なってくる」と主張。確認が不十分だったのではないかとした。
高市氏は「私はこれまで国会で、マツイという方と面識がないと申し上げてきた。お会いしたことも、名刺を交換したこともない」とし、「インターネット上での接点については、事務所では記録がないと非常に膨大な数があるから、『いつ誰とどういうことをやったか』というのはわからない」とした。
岸氏は「今まで総理は『秘書を信じています』と言って、面識がないと言っていた。マツイさんが正しくて秘書が誤っていたということになりませんか」とするも、高市氏は「お会いしたこともない、どういう方かも知らない人とうちの秘書、どちらが信憑性があるか。私は長年一緒に働いた秘書を信じます」とした。
高市氏は、「今回の衆議院選挙においてもそうだが、対立候補を批判したり、他党の候補者に対して人格を批判したり、そういったことは決してやりません。私の秘書も陣営もやりません。長年の私の政治スタイルであり、矜持だ」と主張。
岸氏の追及に、「そのような動画を作成したり発信したり、第三者に依頼したことはないということを申し上げてきている。週刊誌の記事をもとに『作成した』と決めつけられることは大変心外だ」と怒りをにじませた。