そう感じる男性は多いのではないでしょうか。原因は、ストレス、疲労、年齢だと思っていませんか。しかし、そのなんとなくの“不調”、実は“口の中”から始まっているかもしれません。

歯周病は、単なる“歯ぐきの炎症”と思われがちですが、近年では、糖尿病や動脈硬化など全身疾患との関連も指摘されています。そして今、ある“男性特有の悩み”との関係にも注目が集まっています。それが、ED(勃起不全)です。
「下半身の問題と歯なんて関係あるの?」
そう思う人ほど、ぜひ最後まで読んでほしいです。
◆歯周病は“口だけ”の病気ではない——全身疾患への入り口

しかしただ歯を失うだけの病気ではありません。近年では、歯周病による慢性的な炎症が、全身の健康にも影響を与える可能性が指摘されています。歯周病菌や炎症性物質が血流に入り込むことで、糖尿病、動脈硬化、心血管疾患などと関連があることが明らかになっているのです。
つまり歯周病は、単なる“歯ぐきの炎症”ではなく、全身疾患への入り口とも言えます。そしてその影響は、男性の“夜の悩み”とも無関係ではないのです。
◆“男の自信”にも関係する可能性

歯周病は、歯ぐきの炎症が長期間、慢性的に続きます。その影響が全身に及ぶ可能性について、さまざまな研究が行われており、関連性が分かっています。
台北医学大学の行った追跡研究では、ED群に占める慢性歯周炎の人の割合は27%、EDではない群は9%と大きな差があったことを報告しています。
また、トルコの研究でも、ED患者の53%が重度慢性歯周炎なのに対して、EDではない人では23%と、差があったことが報告されています。
もちろん、「歯周病だからEDになる」と単純に言い切れるものではありません。しかし、EDは陰茎内部に何らかの理由で血液がスムーズに流れないことで生じますが、その原因の一つが「血管内皮細胞の機能低下」です。歯周病による慢性的な炎症は、この血管内皮細胞を傷つけているため、EDと深い関連があると考えられているのです。

