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元ディーラー営業マンが暴露。ガソリン車と比較して「ハイブリッドカーはおすすめしない」ワケ…元を取るのに約16年かかる計算も

元ディーラー営業マンが暴露。ガソリン車と比較して「ハイブリッドカーはおすすめしない」ワケ…元を取るのに約16年かかる計算も

◆乗り方によっては損をする

ハイブリッドカー
先ほどのシミュレーションのように、コスパ面で見ると乗り方によってはハイブリッドだと損をするのは明らかです。

また、クルマを使うシーンが街乗りメインなのか高速メインなのかによって差が生じます。ハイブリッドカーは時速100kmを超える高速走行だと恩恵をあまり受けない特性がありますので、自分がどのような乗り方をしているのか振り返ってから検討すると良いでしょう。

長い期間にわたってクルマを保有することを前提に考えると、ハイブリッド用バッテリーの劣化も気になるところです。最近は技術が進歩しているとはいえ、長期保有を前提にクルマは作られていないと筆者は感じます。

そうなると、バッテリーも消耗品ですから、交換時に数十万円の出費が発生する可能性も考慮しなければなりません。ディーラーで聞くと「大丈夫ですよ、そのような話はあまり聞かないので」と言われるでしょう。これはあくまでもセールストーク。ディーラー営業マンの心の中は「バッテリー交換するくらいなら、交換費用を頭金にしてローンで買ってもらえばそれで良い」くらいしか思っていません。

ハイブリッドカーは燃費以外にも高い走行性能や静粛性があり、それを決め手にして買う人もいます。今回のように燃費だけで車両価格の差を判断するのではなく、走行性能や静粛性など、ハイブリッドならではの付加価値で判断しましょう。

<文/宇野源一>

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ガソリン価格2
※写真はイメージです(画像生成にAIを利用しています)

◆■揺れるガソリン価格、結局どっちがお得なのか

本文では、ガソリン1リットル185円という前提で損益分岐点をシミュレーションしていました。では、現在の実勢価格はどうなっているのでしょうか。

資源エネルギー庁によれば、2026年6月時点のガソリン全国平均価格は1リットルあたり169.5円ほど。一見すると本文の185円より安く見えますが、これは政府の補助金(直近で1リットルあたり33.3円)が効いた後の価格です。仮にこの補助金が止まれば、実勢価格は200円台に乗ってもおかしくありません。

そして、2026年6月3日の国会で、高市首相は「支援のあり方を柔軟に検討する」「単価を含めて見直す」と補助金の縮小を示唆しています。財政負担への懸念から、今の手厚い補助がいつまで続くのかは、誰にも読めない状況です。

つまりガソリン価格は、「下がる材料」と「上がる材料」が綱引きしている最中。本文のシミュレーションが示す「ハイブリッドの元を取るには5,000km走行で約16年、12,000km走行で約7年」という年数は、今後の価格動向次第で、もっと短くなる可能性も、もっと長くなる可能性も両方あります。

だからこそ、燃費だけで判断するのは少し心もとないのかもしれません。元営業マンが本文の最後で指摘しているとおり、ハイブリッドカーには静粛性や走行性能といった、価格や燃費の数字だけでは測れない魅力もあります。

新車価格もずいぶん上がってしまった昨今。燃費のいい軽自動車にして浮いたお金で外食を豪華にして楽しむか、ここは思いきって高級車にして運転したときのワクワク感を取りにいくか――。いっそクルマは中古の激安で済ませて、その分、旅行に回すという手もありか。なんて、あれこれ迷っている時間が、案外いちばん楽しいのかもしれませんね。

ガソリン価格3
※写真はイメージです(画像生成にAIを利用しています)
<再構成/日刊SPA!編集部>

【宇野源一】
埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801
配信元: 日刊SPA!

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