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「○○ってなに?」とAIに聞く人は「センスがない」理由。東大卒国語教師が“AIへの伝え方”を解説

「○○ってなに?」とAIに聞く人は「センスがない」理由。東大卒国語教師が“AIへの伝え方”を解説

◆AIのせいで起きた訴訟や騒動

 今年3月には日本生命の米国法人がオープンAIを提訴しました。

 かつて和解した利用者が、弁護士資格を持たないAIから助言されて和解の破棄を試みた上に、日本生命を訴訟したからです。

 また、AIの無責任な助言によって職を終われた阿部慎之助氏の騒動は、まだ皆さんの記憶にも新しいでしょう。

 かつて、冨樫義博氏の人気漫画『HUNTER×HUNTAER』に「リスキーダイス」というアイテムが登場しました。

 20面さいころのうち、1面だけが大凶で、それ以外が大吉。大吉が出ればものすごい幸運が、大凶が出れば死に至るほどの不幸が襲い掛かる、まさに「リスキー」な道具です。

 裏取りをせずに使う生成AIもこれと一緒です。「今回は大丈夫だったから、次も……」と試していると、いつかそれまでの成功をチャラにするほどのとてつもない揺り戻しがやってきます。

 もしかしたら、それはあなた一人の不運で済むかもしれませんし、家族を巻き込むかもしれませんし、会社や自治体など大きな組織を巻き込んだ大騒動に発展するかもしれない。

 便利な面ばかりが際立っているから見えないだけで、確かに「大凶」の面は存在します。

 運よくそれが表れていないだけで、結局確率の話ですから、無限回使えばいつかはハズレに突き当たる。

 AIから離れて生きるのは、おそらく不可能です。だからこそ、面倒でも人力でAIのフォローを入れるんです。

 AIに運否天賦を任せるような使い方ではなく、もっとリスクを減らすように立ち回ったほうが、”負け組直通”の落とし穴に足を取られなくて済む。

 とはいえ、「全部機械任せにせず、ちゃんと自分でも働く」なんてこと、恐らくみなさん痛いほどわかっているはず。それでも、階段を避けてエスカレーターに乗ってしまうのが人の性ですよね。

 AIとの付き合い方は、究極「自分の精神との内なる戦い」に宿るのかもしれません。

<文/布施川天馬>

―[貧困東大生・布施川天馬]―

【布施川天馬】
著述家、教育ライター。 一般財団法人「ドラゴン桜財団」評議員。 1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を編み出し、一浪の末東大合格を果たす。著書に最小コストで結果を出すノウハウを体系化した『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』など。株式会社カルペ・ディエムにて、お金と時間をかけない「省エネスタイルの勉強法」などを伝える。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
配信元: 日刊SPA!

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