使い捨てメールが「漏えいの被害」を小さくする理由

使い捨てアドレスは、データ漏えいそのものを防ぐものではありません。漏えいが起きたときにリスクを最小限に抑えてくれる身代わりのような存在といえます。
メインのメールではなく使い捨てアドレスを使用していれば、たとえ情報が漏れた場合でも、次のような効果が期待できます。
・メインのメールアドレスを漏えいデータベースから遠ざけやすくなる
・メインの受信箱に届くスパムやフィッシングを減らせる
・サービス間でのアカウント紐付けを抑えられる
・漏えいしたログイン情報を別サイトで試す「クレデンシャルスタッフィング」のリスクを下げられる
使い捨てメールは自分に合った使い方で!
使い捨てメールを作成する目的は、スパムメールやセキュリティのリスクを減らすことです。運用が複雑になると面倒になるため、シンプルなやり方で十分です。
・続けやすい方法を一つ選ぶ
一時的な受信箱サービスを使う方法もあれば、メールのマスキングやエイリアスで、メインの受信箱へ転送する方法もあります。
・低リスクの登録に使い捨てを使う
一度しか使わない通販サイト、クーポン獲得、ニュースレター、無料トライアルは相性が良いです。一方で、銀行、行政サービス、医療系ポータルなど「失うと困る」ものはメインのメールのままが安全です。
・どこで何を使ったかを軽くメモする
「動画サービスのトライアル用」など一言でも残しておくと、後で楽になります。少し手間がかかりますが、サービスごとに別のアドレスを作ると、どこから漏れたのか、どこで売られたのかが分かりやすくなります。
・不要になったら止める
トライアルが終わったタイミングなど、メールアドレスが不要になったらアカウントを削除したり、アドレスを無効化します。スパムが増えたら、そのアドレスを切るだけで済むので、メインのメールに影響を及ぼすこともありません。
・パスワード設定にも注意を払う
使い捨てメールの設定時には、パスワードの使い回しは避けた方が無難。できる限り、二段階認証も有効にしましょう。
メールアドレスは、単なる連絡先ではありません。オンライン上の身分証のようなものです。ネット通販や無料トライアル、各種登録で使い捨てメールアドレスを使えば、スパムを減らし、メインの受信箱を守り、漏えいが起きたときの被害を小さくできます。ささいなことですが、試す価値ありです!

