「だまされた自分が情けない」落ち込む義母と、早く気づけなかった後悔
この事態に対し、女性の心境は怒りと焦りで波立っていました。 「高齢者の不安につけ込むようなやり方に腹が立ちましたし、もっと早く気づけなかったことへの後悔もありました」と、当時の苦しい胸の内を明かします。

しかし、それ以上に女性たちを悩ませたのは、義母の精神的なダメージでした。 「一番困ったのは、義母が精神的にかなり落ち込んでしまったことです。『だまされた自分が情けない』と責任を感じており、家族にも申し訳なさそうにしていました」と女性。
高額契約であるため、このまま支払うことになれば老後資金にも大きな影響が出ます。「家族全体で不安を抱えることになりました」と危機感を募らせますが、女性は決して義母を責めませんでした。
「同時に、義母を責めてはいけないと思い、『まずは冷静に対処しよう』と家族で話し合ったのを覚えています」と、家族で一丸となって立ち向かう決意を固めます。
クーリングオフで無事解決。得られた教訓と家族のルール
女性は迅速に行動を起こします。「まず契約書や名刺などをすべて確認し、消費生活センターへ相談しました」と冷静に対処。 相談の結果、クーリングオフ制度が利用できることが分かり、「期限内だったため内容証明郵便で解約通知を送付しました」と毅然とした態度で手続きを進めました。

その結果、「無事にクーリングオフが成立し、支払いは発生せずに済みました」とトラブルは見事に解決。業者側から何度か連絡はあったものの、冷静に対応したことで大きな揉め事にはならなかったそうです。義母も時間が経つにつれ、少しずつ落ち着きを取り戻していきました。 その後、再発防止のために「義母には『その場で契約しない』『必ず家族へ相談する』というルールを一緒に決めました」と女性。
もし当時の自分に戻れるなら、「もっと早い段階で高齢の家族と『訪問販売や詐欺への対策』を共有しておくと思います」と振り返ります。 今回の経験を通して、「高齢者を狙った金銭トラブルは、知識不足だけでなく『不安』や『孤独感』につけ込まれることで起きやすいと実感しました」と痛切な教訓を得たとのこと。
「家族間で日頃からコミュニケーションを取り、『困ったらすぐ相談していい』という空気を作っておくことが、何よりの予防になると学びました」と、家族の絆の大切さを回答してくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
