◆TDL側は「見つけ次第対処」

別の業者は「自分はガイド中で手が離せないが、近くに仲間がいるので連絡してみる」と言い、その後「忙しいようで連絡がつかない」と送ってきた。今回コンタクトした7業者のうち少なくとも3業者が、取材当日にTDLまたはディズニーシーで稼働中だったとみられる。しかも、同業者同士で連携している様子すら窺えたのであった。
こうした闇ツアーは、道路運送法・旅行業法・商標法など複数の法律に抵触する可能性があるが、摘発は容易ではない。ガイドは中国語で会話しているため、傍目には家族や友人グループとの区別がつかない。
SNS上のツアー動画を確認しても、ガイドが随行する家族グループと普通の家族旅行を外部から区別することはほぼ不可能だ。万が一、注意をしても「家族です」「友達です」と言い逃れもできてしまいそうだ。
さらに、いずれの業者からも、ガイドツアーを希望する場合は前日までにウィーチャットで予約・決済を完結させるよう指示があった。業者にとっては、海の向こうで商売をしているようなものであり、取り引きが中国のプラットフォーム上でクローズドに完結する以上、日本側が実態を把握するのは容易ではないだろう。
一連の状況について編集部がオリエンタルランド広報に問い合わせると、「実情については把握していなかった。外部業者による園内での営利活動は一切禁止しており、発見次第キャストが注意喚起をしていく」と回答した。
今後、TDLもUSJと同様の対応を迫られるのは時間の問題とみられるが、はたしてどのような策を講じるのか注目される。
<取材・文/SPA! ディズニーランド闇ツアー取材班>

