■正社員からパートへ転換する際のポイントと注意点
準備を整えたうえで会社に交渉する
交渉時には、パート転換の理由を明確に伝え、引き続き仕事を続けたい熱意や意欲を伝えましょう。
企業としても、新しい人を採用して育成するコストより、業務内容や社内事情に精通した人材を部分的にでも確保したいと考えているため、お互いにとって良い条件を見つけられる可能性が高まります。
そのためには、日ごろから勤務態度や仕事への取り組みで信頼関係を築いておき、「時短でもこの人には残ってもらいたい」という評価を得ておくことが重要です。
転換にあたって希望する勤務条件(時間・日数・職務内容)を伝える際には、自分の希望と同時に会社側の状況を考慮した妥協案も用意しておくと良いでしょう。
実際は週4日働ける場合でも、週3日希望と先に伝えておくことで、最終的に週4日に着地した場合も「会社側の事情も考慮して協力してくれた」というイメージになりやすくなります。
強制的に雇用形態の変更を迫られても応じない
会社から一方的にパートへの雇用形態変更を迫られた場合、これは法律違反となる可能性があります。
実際、妊娠・出産後に正社員からパートへの転換を強制されたケースでの裁判において、裁判所は「労働者の自由な意思による合意」がなければ無効と判断しています。
たとえ「合意」の形をとっていても、本当に立場による圧力や脅迫がなかったか、労働者が自由意思で決断したのか慎重に判断が下されるのです。
正社員からパートへの変更を検討する際は、労働条件の変更内容を書面で確認し、不利益な点があれば交渉することが重要です。不当な変更を強いられた場合は、労働基準監督署や労働組合に相談することも検討しましょう。
▶パートの試用期間とは何か? 社会保険や解雇などの基本ルールと注意点
ワークライフバランスを重視できる職場を選ぶ
正社員からパートへ転換する際、社内の交渉でお互いの妥協点が見つからない場合は、転職して職場を変えることも一つの方法です。
パートスタッフが多く活躍している職場や、雇用形態問わず子育て中のスタッフが多くいる職場は、急な早退や欠勤に対するサポート体制も充実しており、自分以外にも休みを取る人が多いと気兼ねなくシフト調整の相談もしやすいでしょう。
また、業務のクラウド化が進んでいるIT・Web系、会計事務所の仕事は、在宅勤務が可能なケースも多く、プライベートと両立しやすい転職先の選択肢となります。
一方で、在宅勤務の多い職場は、育成の観点から経験者を採用する傾向にあるため、時間が取れるうちからしっかり経験を積み、いざという時に短時間や在宅勤務でもパフォーマンスを発揮できるようにしておくことも重要です。
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■ポイントをおさえて正社員からパートへの転換を成功させよう
正社員からパートへの転換は、「自分なりに納得して働けるか」どうかを重視して検討しましょう。
家族の環境や収入は一人ひとり異なるため、ベストな働き方も人それぞれ。制度やメリット・デメリットなどの情報を収集しながら、理想の働き方を実現する選択が出来ると良いですね。
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