「歴史的事実に着想を得たフィクション」
作品について「描こうとしているのは、敗戦を予測する合理的な知がありながら、なぜ国家が開戦を止められなかったのかという、当時の社会の空気です」と述べ、「原告の祖父は本作に登場せず、当然のことながら同氏の人格や人物像を描く意図もありません」「本作は、歴史的事実に着想を得たフィクションです」とした。
「本作を『歴史捏造作品』であるかのように断定することは、作品の内容および制作意図を正確に踏まえたものではありません」とした。
飯村氏側による公開中止を求める動きについては、「原告の一方的な主張に基づき公開を中止することは、歴史的事実や実在の組織・事件を題材とする表現活動に重大な萎縮をもたらしかねません」と批判し、「これまで当たり前のように見られてきた歴史ドラマ、社会派作品、実在の出来事に着想を得た映画やドラマを、観客の皆さまに届けること自体が難しくなるおそれがあります」とした。
「本製作委員会は、本作が原告を含む第三者の権利を不当に侵害するものでないと確信しております。したがって、映画の公開予定に変更はございません」
なお、「本作ならびにキャスト・スタッフ・その他関係者の信用や名誉を不当に毀損する発信や働きかけに対しては、法的措置を含め適切に対応してまいります」としている。
製作委員会の声明をめぐっては、「事実を元にしたフィクションだ」とする製作委員会の姿勢に理解を示す声がある一方、「フィクションと言えば何でも許されると言うのは乱暴ではないか」といった意見も多く、賛否の声が寄せられている。