女優・タレントの中村玉緒さんが2026年6月9日に死去したことがわかった。12日、所属事務所の長良プロダクションが公式サイトで発表した。

「肺炎のため享年86歳にて永眠いたしました」
長良プロダクションは12日、「弊社所属の俳優 中村玉緒が、2026年6月9日(火)、肺炎のため享年86歳にて永眠いたしました」と報告した。
歌舞伎俳優の二代目中村鴈治郎を父に持つ中村さんは、53年に松竹作品『景子と雪江』にて映画初出演を果たし、54年に大映へ入社。テレビドラマにも複数出演した。
62年に22歳で俳優の勝新太郎さんと結婚。おしどり夫婦としても知られた。
94年には、明石家さんまさんが司会をつとめるバラエティ番組「明石家多国籍軍」などに出演し、天然ボケキャラクターで一躍人気に。バラエティタレントとしても活躍した。
23年2月、仕事先の名古屋で誤って転倒した際、背骨を圧迫骨折し介護施設に入居。以降は療養生活を送っていた。
「テレビ番組でご一緒したが、毎度腹が捩れるくらいに笑わせてくださった」
SNSでは、「可愛らしい天然キャラでお茶の間を和ませてた」など、愛らしいキャラクターで親しまれた中村さんを惜しむ声が相次いだ。
歌舞伎役者の片岡愛之助さんは、公式ブログを通じ「一昨日ドラマのヘアメイクさんとお話ししていて、ふと僕が玉緒さん元気かなぁなんて久しぶりに玉緒さんのお話をしたばかりで、虫の知らせかなと」と投稿。
「玉緒さんとはお仕事こそご一緒してませんが、よくご飯はご一緒させて頂いてました。淋しい限りです」とつづり、ありし日のツーショット写真を添えた。
女優の藤田朋子さんは、インスタグラムに中村さんとのツーショット写真を公開し、「玉緒さん 勝さんやがんちゃんのところへ 行ってしまった」と投稿。
「最近お別れする人が続いていて ああ この雨のように心の中は ずっと土砂降り」と悲しみをつづっている。
女優でタレントのさとう珠緒さんは、「私の両親は中村玉緒さんのファンで、『珠緒』という名前をつけてくれました。玉緒さんのおかげで、この名前があります」と告白。
共演時の写真を添え、「地方ロケで前乗りが遅いと、ホテルの部屋にビールを差し入れてくれたり、いつも優しく、明るく楽しく、太陽のような方でした」とし、感謝をつづった。
俳優の松尾貴史さんは、「中村玉緒さんの訃報に接した。猛烈に明るくスケールの大きな俳優だった」とXに投稿。
「何度かテレビ番組でご一緒したが、毎度腹が捩れるくらいに笑わせてくださった。有難うございます。偉大な勝新太郎さんと添われただけでも大変な功績だ」とした。
元お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也さんは、「中村玉緒さんとは、さんまのスーパーからくりTVでお世話になった。カラテカで五年間前説させて頂いていた」と明かし、故人を偲んだ。
「毎年スタッフさん全員と僕らカラテカを勝新太郎さんの行きつけの焼肉屋さんに連れて行っていただいた。全部ご馳走していただいた。ずっとカステラさんと呼ばれていた。ご冥福をお祈りいたします」