脳トレ四択クイズ | Merkystyle
朝の菓子パンで「顔の魅力度」が最大7割下がる。食べたわずか2時間後、他人に“冴えない顔”と判定されるワケ

朝の菓子パンで「顔の魅力度」が最大7割下がる。食べたわずか2時間後、他人に“冴えない顔”と判定されるワケ

◆「糖」は長い目で見ると老けにも関係する

鏡を見て悩む50代男性
※写真はイメージです(Adobe Stock)
もう一つ、無視できないのが糖化。終末糖化産物(AGEs)という単語を耳にしたことはあるでしょうか。血糖値が慢性的に高い状態が続くと、糖がコラーゲンなどのたんぱく質と結びつき、AGEsと呼ばれる物質が増えます。肌の奥(真皮)にあるコラーゲンは、肌のハリを保つ「スプリング」の役割をしています。AGEsが増えると、このスプリングがいわばさびて硬くなってしまいます。その結果、皮膚の弾力が低下し、しわやくすみ、たるみといった「老け」の原因となるわけです。

実際、オランダの研究では、約600人の顔写真を評価したところ、血糖値が高い人ほど「見た目年齢」が高く判断されていました。糖尿病でない人だけに絞っても、血糖値が約18mg/dL 高いごとに、見た目年齢は約0.4才高く見えるという結果でした。

ちなみに、食事だけでなく「睡眠不足」も見た目には大敵。実際、たった2日間の睡眠時間を削っただけで、顔の魅力が低く評価されるだけでなく、「この人と関わりたいと思わない!」と明確に避けられることが別の研究で判明しています。「寝不足の朝に、時間がないから菓子パンをかじる」は魅力度を究極に落とすNG行為になるわけです。

◆では、朝は何を食べればいいのか

ここで「じゃあ朝は糖質ゼロにすべき!」と極端に禁止する必要はありません。当然、脳のエネルギー源として糖質は必要です。問題となるのは、食物繊維がほぼない精製された糖質を単独で、しかもジュースなどの「濃縮された糖質」と一緒に一気に摂ること。

同じ炭水化物でも、たんぱく質や脂質、食物繊維と一緒に食べることで、血糖値やインスリンの反応はちゃんと穏やかになります。実際、マッシュポテトだけの食事は高い血糖反応を示したのに対して、鶏むね肉、油、サラダを組み合わせると、血糖反応は大きく下がったという研究もあります。

現実的には、菓子パンを完全禁止にする必要はありません。ただ、「大事なアポ」「デート」「人前に出る日」の朝や、睡眠時間が短かった翌朝などは、菓子パンだけの朝食は避けたほうが無難です。カフェオレを無糖ブラックコーヒーに替える。ゆで卵や納豆を足す。パンを全粒粉系に寄せるなどの工夫でなんとでもなります。

まずはしっかり寝て、朝食のとり方を少し工夫するだけで第一印象の魅力につながるわけです。

参考資料
Visine A, et al. Chronic and immediate refined carbohydrate consumption and facial attractiveness. PLoS One. 2024;19(3):e0298984. Noordam R, et al. High serum glucose levels are associated with a higher perceived age. Age (Dordr). 2013;35(1):189-195.
Sundelin T, et al. Negative effects of restricted sleep on facial appearance and social appeal. R Soc Open Sci. 2017;4(5):160918. Hätönen KA, et al. Protein and fat modify the glycaemic and insulinaemic responses to a mashed potato-based meal. Br J Nutr. 2011;106(2):248-253.

<文/岡本宗史>

【岡本宗史】
東京大学大学院医学系研究科を修了後、埼玉県のクリニックにて実臨床に従事。「健康・エイジングケア」に関する知見を、医学的視点から紐解き、メディアやSNSを通じて多角的に発信している。フジテレビ「ホンマでっか!?TV」評論家 等。 Instagram:@soshi_okamoto
配信元: 日刊SPA!

あなたにおすすめ