◆タワマン民との軋轢、駅の混雑も…
そしてアヤカさんは、タワマン民の印象について「冷たい人が多い」と語る。「こちらが会釈したり挨拶したりしても、基本無視する人が多いですよ。
つい最近、タワマンから出てきた主婦のような方と道幅が狭い歩道ですれ違ったことがありました。
向こうは我先にと言わんばかりに道の真ん中を譲らなかったので、すれ違う際に私は横へよけたのですが、肩を思いっきりぶつけられたんです。タワマンの人たちは余裕がない人や忙しそうにしている人が多く、あまりいい印象はありませんね」
さらに朝の通勤時には、最寄り駅の混雑具合が一層ひどくなったという。
もともと住んでいた人たちの間では「最近、駅の混み具合すごいよね」「人が一気に増えた気がする」といったやり取りがよくあったそうだ。
――憧れのマイホームで、穏やかな暮らしを送れると胸膨らませていたアヤカさん。
その“憧れ”がたった数年で崩れ去ってしまったというこの経験は、再開発が活発化する昨今においては決して珍しいことではないのかもしれない。
(取材・文=瑠璃光丸凪/A4studio)
【瑠璃光丸凪】
編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。興味のあるジャンルは、アングラ・音楽・ファッションなどサブカルチャー全般と、ジェンダー問題、政治経済問題について。趣味はレコード集め。

