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「抗議船、というキーワードは一切なくて」 「news zero」辺野古事故の遺族が櫻井翔さんに語ったやり切れなさ

報道番組「news zero」(日本テレビ系)は2026年6月15日、今年3月に沖縄県・辺野古沖で修学旅行生を乗せた船2隻が転覆し、船長と女子生徒の2人が亡くなった事故を特集した。

沖縄・辺野古沖で起きた転覆事故(提供:第十一管区海上保安本部/AP/アフロ)

キャスターを務める櫻井翔さんが、事故で亡くなった同志社国際高校の武石知華さんの遺族にインタビューした様子が放送された。

「知華のことを誤解してほしくない」

櫻井さんは6月、知華さんの自宅を訪れ、遺族へのインタビューを行った。

知華さんの母は「尊い命に対して、もうちょっと何かできることがあったんじゃないか」、姉は「一番は、二度と同じような事故を起こして欲しくないですし、二度と子どもたちを政治に巻き込まないで欲しい」と訴えた。

遺族は「辺野古ボート転覆事故遺族メモ」との名前で、SNS「note」で発信を続けている。櫻井さんがその理由を聞くと、姉は、

「一番は、やっぱり知華のことを誤解してほしくない」

と答えた。

父は「今はもう、そういう声が非常に少なくなっているという前提でお話をさせていただきますけど、世間から見ると、抗議船に乗っていた生徒たちは『自業自得だ』ですとか『体を張って抗議活動をして命を失って良かったね』とか」といった発信があったことに触れた。

また、旅行のしおりには辺野古基地という記載はある一方で、抗議船に乗ることについては書かれていなかった。学校側の対応に遺族は次のように疑問を口にする。

「抗議船、というキーワードは一切なくて」(母)
「船の写真もなくて、ただ辺野古でボートに乗って、きれいなサンゴ礁を見る(という説明だった)」(姉)。

高校、船の運航団体いずれも「船長の判断」に任せたと説明

事故の起きた海域では当時、波浪注意報が出されていた。同志社国際高の西田喜久夫校長は「船長の判断にお任せした。私どもと、金井先生との信頼関係の中で、大丈夫だということで」、船の運航団体「ヘリ基地反対協議会」の浦島悦子共同代表は「体調は悪くなかったと。それで船長も大丈夫だということで出航の判断をされたと思うんですけど」との双方の説明が放送された。

協議会の代理人弁護士は、番組の取材に、

「『辺野古見学』に関わる一切の運用につきましては、亡くなった金井創氏個人が行っていたものであります」

とコメント。双方の当事者が出航判断を船長に一任していたことが浮き彫りとなった。引率の教員は、乗り物酔い体質などを理由に船には乗っていなかった。

母は、

「あんなに間違えたことが嫌いで、一つ一つ丁寧に生きてきた子が、なんでこんな大人のずさんさの犠牲にならなきゃいけなかったんだろうって悔しくて」

と語った。父は、

「なぜ安全管理が十分に取られていないところに、生徒だけを乗せてしまったのか。なぜそこまで信じられるのかなって。そこがちょっと不思議なところ」

と疑問を口にした。

配信元: J-CASTニュース

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