3.リフォームの見積書から信頼できる会社を見極める5つのポイント
「相見積もりを取るべき」といわれても、具体的に何をどんなポイントで比べればいいのかわからない方も多いでしょう。
ここでは、見積書から信頼できるリフォーム会社を見極めるための5つのポイントを説明します。
3-1.工事内容は『一式』でなく詳細に記載されているか
見積書でまず確認したいのが、工事内容の記載方法です。
信頼できる会社の見積書には、工事項目ごとの内容や使用する材料、数量、単価などが詳しく記載されています。
さらに、追加費用が発生する条件や金額、保証内容なども明記されていることがほとんどです。
一方、「工事一式」「水まわり一式」のように、一式表記ばかりの見積書には注意が必要です。
一式表記ではそれぞれの工事に何が含まれているのか、いくらなのかもわからず、金額が適正なのかの判断もできないからです。
見積書の透明性が低い会社は、契約後の追加請求やトラブルにつながるリスクがあるため、避けたほうがよいでしょう。
3-2.諸経費の金額が適切か
リフォームには施工費以外にも現場管理費・養生費・廃材処分費・事務手数料などの「諸経費」がかかります。
諸経費の割合は工事内容や会社ごとに若干異なりますが、工事費全体の10〜15%が目安です。
もちろん前後することもありますが、相場を大きく超えている場合は理由を確認してみましょう。
質問した際に明確な説明がなく、曖昧な回答しか返ってこない場合は注意が必要です。
3-3.施工費用が相場から大きくズレていないか
リフォーム会社によって見積金額に多少の差はありますが、それでも複数社を見比べるうちに、おおよその相場は見えるようになります。
相見積もりでは、「相場に沿っているか」という点もチェックしましょう。
相場より高額な見積書はもちろんですが、安すぎる場合にも注意が必要です。
一見お得なように思えますが、極端に安い見積書を作成する会社では、必要な工事が含まれていなかったり、契約後に追加費用を請求されたりするケースもあります。
【安すぎる業者の落とし穴】安い見積書には、何らかの理由があることがほとんどです。
たとえば、「職人の数を減らす」「安価な素材に変える」「追加工事で後から請求する」といったことが、よくみられます。
相場よりも大幅に安い見積もりを提示されたときは、「なぜ安いのか」根拠を必ず確認しましょう。
3-4.打ち合わせ通りのプランが盛り込まれているか
見積書を受け取ったら、打ち合わせ内容や伝えた内容が正しく反映されているかも確認しておきましょう。
よくあるのが、次のような行き違いです。
希望した商品と違う
必要な工事が入っていない
依頼していない工事が含まれている
こうしたミスや認識のズレに気づかないまま契約・着工してしまうと取り返しがつかなくなる恐れがあります。
ただ見積書を見るのではなく、打ち合わせ時のメモや提案書と照らし合わせながらチェックしましょう。
3-5.担当者の説明・対応は丁寧か
見積書とあわせて確認しておきたいのが、担当者の対応です。
信頼できる担当者
専門用語をわかりやすく説明してくれる
質問に丁寧に回答してくれる
メリットだけでなく、デメリットも伝えてくれる
連絡への対応が早い
注意が必要な担当者
曖昧な答えしか言わない
契約を急かす、焦らせる
他社を下げることばかり言う
リフォームでは契約後も何度も打ち合わせを重ねるため、担当者との相性や信頼関係がリフォームの満足度につながります。
もちろん見積書で判断することも大切ですが、「この担当者なら安心して任せられるか」という点も踏まえて比較検討しましょう。
▼見積書の見方について、比較の仕方や注意点についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
リフォームの見積書はどうチェックする?比較の仕方や注意点を解説
4.リフォームの相見積もりのマナーと断り方
相見積もりはリフォーム業界では一般的なことではありますが、依頼する側にも最低限守っておくべきマナーがあります。
① 現地調査は1社ずつ・時間をズラすのがマナー
相見積もり時の現地調査は、1社ずつ行うのが基本です。
できるだけ短時間で済ませたいと思うかもしれませんが、同じ日時に複数の業者を呼ぶのは避けてください。
時間帯まで同じにすると、各社から十分なヒアリングを受けられない可能性もあります。
同じ日に行うのは問題ありませんが、時間帯はしっかり分けておきましょう。
なお、「他社にも見積もりを依頼しています」と伝えること自体は失礼にはあたりません。
② 値引き交渉はOK。他社見積書を見せるのはNG
相見積もりは、金額や内容を比較するだけでなく、値引き交渉の材料にもなります。
たとえば「A社さんより少し高いのですが、もう少し検討できますか?」といった値引き交渉をするのは問題ありません。
ただし、他社の見積書をそのまま見せて、「この金額より低くしてほしい」と要求するのはマナー違反です。
たとえ金額が下がったとしても、他社の内容をそのまま真似した提案になり、本来の提案力を比較できなくなる恐れもあります。
③ 見積もりを断る際のマナー
依頼する会社を決めたら、他の会社にはできるだけ早く断りの連絡を入れましょう。
断りの連絡は電話が一般的ですが、「電話では伝えづらい」「時間が合わない」という場合はメールでも問題ありません。
その際には、次のような内容を伝えれば十分です。
【例】「このたびは見積もりをご提出いただき、ありがとうございました。検討した結果、今回は別の会社に依頼することにいたしました。
〇〇様(担当者)には丁寧に対応していただき、とても感謝しております。また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。」
断る理由を細かく説明する必要はありません。大切なのは、見積書の作成や現地調査への感謝を伝えることです。
丁寧に対応しておけば、将来的に別のリフォームを相談する際にも相談しやすくなるでしょう。
「相見積もりをしたいけど、断るのが苦手」という方は、ぜひご利用ください。
▼リフォームの相見積もりマナーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【保存版】リフォームの相見積もりマナー|断り方と気遣いポイントを詳しく解説!

