
この連載「あの日夢見た雲組」は、12月17日リリースの7枚目シングル「あれはフェアリー」で活動していた雲組メンバーが何を思うのか。現在進行中の全国ツアー2026春の公演の振り返りとともに、彼女たちの今に注目していく。
◆「人の長所を見つけられる」ハッピーガール
6月15日、僕青は結成3周年を迎えた。当日行われたYouTubeの生配信で、今井優希はメンバーへの想いが溢れた手紙を読み上げた。
彼女が笑顔を見せると、メンバーも自然と明るくなる。特技は、「人の長所を見つけられること」。グループのなかで、ハッピーガールの愛称で親しまれるのが、今井だ。
5月2日、全国ツアーの大阪公演がGORILLA HALL OSAKAで開催された。前回ツアーと同じ会場。去年より観客が大きく増えることがなかった。その悔しさも感じていたが、20人で気持ちを切り替えてステージに上がろうと本番前に話し合った。
「来てくださってるお客さん一人一人は、時間とか労力をかけてくださってることは変わりがない。だから、目の前の方をまず笑顔にしてから、悔しい気持ちをまたバネにして頑張ろうと」

「最初はファンクラブ配信の身内ネタぐらいの感覚で始めたコールが、こんなに大きくなって、全国ツアーの会場で『い・ま・い・ゆ・き!』と大勢のファンの方にコールしてもらえることが嬉しかったです」
◆自分自身が楽しんでるところを見てもらいたい
その1週間後、5月9日。全国ツアーのセミファイナル公演が、地元・愛知で開催された。「愛知公演は毎回お客さんの盛り上がりがすごいんです。皆さんの声援が全公演で一番だったんじゃないかなと感じるぐらい、一体感を感じた公演でした」
また、今回のツアーでは各会場で、横断幕にファンが僕青に向けてのメッセージを寄せ書きした。彼女はステージ袖で待機中に、その横断幕に込められた言葉に目を通していた。

なので終演後、疲れ切ってステージを降りて、全員が英恋に向かって『事前に言っといて!』みたいな(笑)。それも含めて、セミファイナルらしい特別な公演になりました」

「ステージに立ったら、自分自身が楽しんでるところを皆さんに見てもらいたい。いい意味での余裕も出てきて。握手会でファンの方にも、『バレエを生かしたしなやかなダンスが、ゆきっちらしいね』と褒めてもらえるようになりました」

