
日本の47都道府県にはそれぞれ、シンボルとなる花・木・鳥があります。中には魚や動物を定めているところも。地域を象徴する花は、古くから日本で親しまれたものもあれば、海外から伝わった比較的新しいものもあり、選ばれた理由もさまざまです。そんな都道府県の花の3択クイズに挑戦! 今回のお題は「茨城県の花」。茨城県のシンボルは、次の3つの花のうちどれでしょう?
「茨城県の花」は次の3つのどれ?

日本三名園の1つである水戸の偕楽園や、迫力満点の袋田の滝、加島神社の総本社鹿島神宮、世界最大の高さのある青銅製立像として知られる牛久大仏、四季折々の花畑を楽しめる国営ひたち海浜公園など、文化や自然にまつわるさまざまな名所がある茨城県。都心からもアクセスしやすく、人気の旅行先になっています。
そんな茨城県を象徴する「木」はウメ、「鳥」はヒバリ、「魚」はヒラメ。それでは、茨城県の花は、次のA~Cのどれでしょう?
A バラ

B ネモフィラ

C アジサイ

ヒント
ガーデンでもなじみ深い花で、県内でも公園などで見ることができます。地名にちなんで選ばれました。
正解は…
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A バラ

バラの基本データ
学名:Rosa
科名:バラ科
属名:バラ属
原産地:アジア、ヨーロッパ、中近東、北アメリカ、アフリカの一部
和名:バラ(薔薇)など
別名:ソウビ、ショウビなど
英名:Rose
開花期:5月中旬~6月上旬(主な開花期)、6月中旬~11月(品種により異なる)
花色:白、赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、茶、黒、緑、複色
形態:落葉性低木、つる植物
樹高:0.4~1.5m(木立性)、1.5~2.5m(シュラブ)、2~5m以上(つる)
花の女王ともうたわれるバラ。バラ科バラ属に分類される植物の総称で、優美な花姿とかぐわしい香りから、世界中で広く愛されています。
茨城県では、「茨城」という地名にちなみ、1966年に県の花として制定されました。県章、県旗もバラをかたどったものとして定められています。また、茨城県とバラの関係は深く、「常陸国風土記」では黒坂命が茨(うばら)を使って、または茨で城を築いて賊を退治したという説話があり、これらが「茨城」という県名の由来だと考えられています。

バラと人の関わりは古く、古代メソポタミア文明や古代エジプト文明の時代にはすでに、バラが利用されていた記録が見つかっています。クレオパトラや皇帝ネロもバラを好んでいたとされ、花びらを敷き詰めたり、お風呂に入れたりして利用していたという逸話が知られています。バラは薬用植物としても知られ、中世ヨーロッパでは修道院で栽培されていたそうです。また、ダマスクローズなどは香水の原料としても広く使われてきました。
人々に古くから愛されてきたバラは、品種数もとても多く、原種の数だけでも150~200種ほど、園芸品種も含めれば3~10万種、もしくはそれ以上の品種があるともいわれます。現在でも品種改良が盛んに行われ、毎年魅力的な新品種も登場しています。

バラの樹形には大きく分けて、自立する「木立ち性(ブッシュローズ)」、つるが長く伸びる「つる性(クライミングローズ)」、木立ち性とつる性の中間に位置する「半つる性(シュラブローズ)」の3タイプがあります。つるバラはアーチやオベリスク、フェンスなどに絡めるなど、立体的な花演出におすすめ。コンパクトに生育する木立ち性や半つる性のバラを選べば、鉢植えでも栽培できます。また、春にだけ開花する「一季咲き」と、春の開花以降も数回返り咲く「返り咲き」や、春から秋まで繰り返して咲く「四季咲き」があり、品種によって長く楽しめます。

バラの花色は白、赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、茶、黒、緑、複色など非常に豊富。近年では“青いバラ”も作出されています。花の大きさや花形も多数あり、整った剣弁高芯咲きや、丸みのあるカップ咲き、素朴で愛らしい一重咲きなどさまざま。香りもバラらしいダマスク香からスパイシーな香り、ミルラ香などまで大きく7つの種類に分けられます。切り花のバラには香りがほとんどないものが多く、素晴らしい香りを楽しめるのは、ガーデンでのバラ栽培の醍醐味の1つ。品種によって特徴が千差万別なので、好みや目的、ガーデンシーンに合わせて自分にピッタリのバラを探してみるのも楽しいですね。トゲが少ないかほとんどなく、扱いやすいバラもあります。

バラの苗は、園芸店やホームセンター、バラ園、ネット通販などで購入することができます。初心者は大きく育った「大苗」や「鉢植え苗」から栽培をスタートすると失敗しにくくおすすめ。苗を購入したら、バラの培養土などを用いて植え替えましょう。バラは適切に肥料を与えたほうがよく花が咲きます。開花後や冬には、種類や株の状態に合わせて剪定をしましょう。落葉樹なので冬には葉を落としますが、翌春には新芽が芽吹いてまた開花が楽しめます。

