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「ぼくと一緒だね!」新幹線で“イヤホンをせずに”動画を見ていた男性が真っ赤になった“子どもの無邪気な一言”

「ぼくと一緒だね!」新幹線で“イヤホンをせずに”動画を見ていた男性が真っ赤になった“子どもの無邪気な一言”

◆新幹線の車内に響く“動画の音”

新幹線の客席
※写真はイメージです(moonrise – stock.adobe.com)
 佐藤圭介さん(仮名・20代)は、連休初日、東海道新幹線で移動していた。指定席はほぼ満席で、出張だったこともあり、目的地まで静かに過ごしたいと思っていたそうだ。

 しかし、発車してしばらくすると、通路側に座っていた40代ほどの男性がスマートフォンを取り出した。次の瞬間、車内へ動画の音が響き渡ったという。

「その男性は、イヤホンをしていなかったんです。まるで自宅にいるかのように動画を楽しんでいました。周囲の乗客も視線を送っていましたが、本人は気にする様子はなかったです。私も注意しようと思いましたけど、揉め事になるのがイヤだったので様子を見ることにしました」

 すると、思わぬ人物が状況を一変させたという。

◆子どもの無邪気な一言で…

 通路を挟んで斜め前の席に座っていた男の子が、顔を出したのだ。男の子が立ち上がると、男性のスマートフォン画面をじっと見つめた。

 そして、大きな声で「あ! おじさんも子ども向け動画好きなんだ! ぼくと一緒だね」と言ったという。

 すると一瞬、車内が静まり返った。どうやら、男性が見ていたのは、子どもたちにも人気のYouTuberの動画だったらしい。

「その男の子の一言によって、男性の顔が一気に赤くなったんです。男性は慌ててスマートフォンを伏せると、イヤホンを取り出して耳へ装着しました。その後は動画を見ることはなかったですね」

 スマートフォンをしまうと、そのまま目的地へ着くまで窓の外を眺めていたという。近くの席からは、小さな笑い声も聞こえてきたそうだ。

 その男性に注意した人もいなかったが、男の子の純粋な一言によって車内の空気が変わり、降車時、男の子と目が合った気がしたという佐藤さん。

「心の中で、『ナイス』と思いました(笑)。スカッとしましたね」

 新幹線は、多くの人が同じ空間を共有する。快適な移動時間を守るためにも、一人ひとりが周囲への配慮を忘れないようにしたい。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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