ワールドカップ(W杯)北中米大会グループF第2節で日本代表と戦ったチュニジア代表のDFアリ・アブディ選手が、試合後の会見でチームへの怒りを訴え話題を集めている。

初戦のスウェーデン戦を5ー1で大敗後、監督が即解任に
チュニジア代表は2026年6月21日(日本時間)、日本代表と対戦。日本は前半・後半にそれぞれ2点ずつのゴールを決め、4ー0で勝利を収めた。
チュニジアは、初戦のスウェーデン戦でも5ー1と大敗し、2試合連続で大差での敗北を喫し、W杯敗退が決定した。
チュニジア代表をめぐっては、初戦の後、監督を務めていたサブリ・ラムシ監督が大会中に解任され、エルヴェ・ルナール監督が就任。21日の日本戦は、新監督の就任からわずか4日後の試合だった。
チュニジアのアブディ選手は、試合後に行われたカタールのスポーツ専門局「beIN Sports」のインタビューに応じ、サポーターらに向け早期の敗退を謝罪した。
サッカーメディア「FLASH SCORE」は、「『こんなやり方ではチームは作れない』:チュニジアのアリ・アブディが涙を流し、チュニジアサッカー協会を激しく非難」と題した記事で、このアブディ選手の訴えを報じている。
「ワールドカップに臨むのに、一緒にプレーしたことのない選手たちばかりだ」
アブディ選手は「本心から国を思い、代表を応援してくれているチュニジアのサポーターに謝罪したい。しかし、あちこちで噂を流し、チームを乱そうとして楽しんでいる人々には謝らない」と語り、「それは国の利益にならないからだ」と怒りをあらわにした。
前任のラムシ監督の解任をめぐっては、チュニジアサッカー連盟(FTF)による代表チームへの介入が行われていたとの問題が取り沙汰されていた。現地メディアでは、FTF幹部がラムシ監督に、特定の選手を先発起用するよう強要されていたと報じている。
アブディ選手は、こうしたチーム内の問題に言及。「我々にはチームとして練習する時間がなかった。チームは欠点を修正するどころか、失敗のたびにすべてを解体してやり直している。ワールドカップに臨むのに、一緒にプレーしたことのない選手たちばかりだ」と訴えた。