具なしの塩コショウパスタで食いつなぐ毎日。「生きている意味すら分からなく」
以降は、手取り22万円の給料から、毎月合計8万円が借金返済に消える生活。家賃と光熱費を払うと手元にはほとんど残らず、女性の生活は困窮を極めます。
「食費を切り詰めるため、1カ月間ほぼ毎日、業務スーパーで買った1kg200円のパスタに無料の塩コショウをかけて食べる生活でした」と、当時の過酷な日々を振り返る女性。「栄養失調で肌は荒れ、体重は5kg落ちました」と、心身ともに限界に達していました。

お金がないため、友人からの誘いを受けることもできません。とはいえ「お金がない」と正直に言うことはできず、嘘をついて断り続けることに。その結果、「次第に誰からも連絡が来なくなりました」と孤立を深めていきました。
影響は仕事にも。単純なミスを連発するようになり、「上司に叱責されても頭が回らず、申し訳ないという気持ちと、こんな状況になった自分が情けないという気持ちで涙が止まらなくなりました」と吐露します。
スマホの通信料も滞納し、いつ利用停止になるかと常に怯えていた女性。「誰かに相談したくても、その連絡手段すら失う恐怖が一番辛かったです」と明かします。
「楽して稼ごうとした自分が悪いんだ」と自分を責め続けた女性は「社会から一人だけ切り離されたような孤独感で、生きている意味すら分からなくなっていました」。
無料相談で弁護士へ。両親の叱責と支えで得た本当の財産
借金の返済に追われ、深い絶望を覚える毎日を過ごしていた女性。しかし、あるとき「このままではダメだ」と思い立ちます。勇気を出し、匿名で相談可能な市の無料法律相談に電話をかけたのです。

電話に対応してくれた相手に「震える声で状況を説明しました」と女性。そこで詐欺案件に強い弁護士事務所を紹介してもらい、すぐに面談のアポイントを取ったそうです。同時に「両親に隠し通すのは限界だと感じ、正直に全てを打ち明け、頭を下げました」。
弁護士からは、海外の業者で相手の身元も不明なため「お金が返ってくる可能性は極めて低い」と告げられます。しかし、弁護士の介入で任意整理の手続きが進み、「月々の返済額を無理のない範囲に減額してもらえました」とのこと。
精神的な負担が大きく減り、今は少しずつ生活を立て直す希望が見えてきました。
自身が被害に遭ったSNSでの投資詐欺について、女性は「高い勉強代でしたが、『世の中に楽して稼げる話は一つもない』という当たり前の真理を身をもって学びました」と振り返ります。
さらに「絶望の淵にいた私を見捨てず、叱りながらも助けてくれた両親のありがたみを痛感」したことが、女性にとって不幸中の幸いだったようです。
最後に「お金よりも、困った時に頼れる人間関係こそが本当の財産なのだと気づかされました」と教えてくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
