妻に相談できないまま支払いに追われる日々と精神的苦痛
投資資金が戻らないだけでなく、追加で請求された費用も支払ってしまった男性。「回収できず、結果的に貯金の大半を失う形になり、将来への見通しが立たない状態がしばらく続いた」と言います。
男性が一番困ったのは「生活費の不足と精神的な不安」でした。「毎月の支払いに追われる中で資金が戻らない状況が続き、将来への見通しが立たなくなったことが大きなストレスだった」と吐露します。

さらに、大切な老後資金を失ったことを「家族に相談することもできず、常に焦りと不安を抱えた状態だった」のだとか。
当時の心境について、最初は「自分が悪いのかもしれない」という思いと、「まだ取り戻せるかもしれない」との期待が入り混じっていたという男性。
「追加請求が続くにつれて徐々におかしいと感じ始めたが、すでに大きな金額を入れてしまっていたため引き返せなかった」と明かします。
誰にも相談できず一人で抱え込んでいたことで「不安と後悔が強くなり、冷静な判断ができなくなっていた」と、当時の絶望感を振り返りました。
家族への告白と消費生活センターへの相談で被害を食い止める
精神的に追い詰められていた男性ですが、ネットで同様の詐欺事例を調べたり、消費生活センターの情報を確認したりと、事態を打開しようと試みます。

そして、ついに家族にも真実を打ち明けることに。「そこで初めて専門窓口への相談をすすめられた」と言います。
その後、消費生活センターや銀行にも連絡。被害状況の整理と対応方法を確認しました。「完全な回収には至らなかったが、専門機関に相談したことで状況の整理ができ、今後の追加被害は止めることができた」と振り返る男性。
相手との連絡も断ち切り、これ以上の損失を防ぐことはできたものの、残念ながら「資金の大部分は戻らないまま」となってしまいました。
もし当時の自分に戻れるなら「少しでも『出金時に追加費用が発生する投資』は即座に疑い、最初の段階で調べ尽くしてから判断する」と男性。「少額で利益が出ても追加投資は絶対にしない。必ず第三者に相談してから動くようにすると思う」と固く誓います。
最後に、この苦い経験から得た教訓について「『うまい話には必ず裏がある』という現実的な警戒心と、すぐに決断しない重要性だった」と明かした男性。
「特に金銭が絡む話は一人で判断せず、必ず複数の視点で確認する必要があると強く学んだ」と教えてくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
