「絶対詐欺だよ」周囲の心配にも全く耳を貸さない祖母

90歳という高齢の祖母には「もう金銭面の判断能力がない」と女性。さらに、地域のシルバー人材センターのスタッフが定期的に祖母の家を訪問して日常生活を助けてくれているため、「なんでも屋」の男性の手伝いは本来「全く必要ない」そうです。
それでも、相手男性は祖母に取り入るのがうまく、祖母は「周りにも絶対詐欺だよと心配されているのに信頼してしまっているのか、逆ギレする始末」とのこと。
事態に気づいた家族は総出で直接対話を試み、祖母自身にも「これはおかしい額だよ」と説得を試みました。しかし、思い込みが激しい祖母は相手を信じ切っており、かばい続けたそうです。
しまいには祖母が、女性たち家族とはもう縁を切ると逆上。「友人にもこちらの悪口を言いふらす始末」に陥ってしまったのだとか。
もともと、女性たちとの同居も拒否して別居を貫くほど、意志が固い祖母。女性は、そんな祖母に対して半分諦めの気持ちは抱えつつも「なんでも屋みたいな、詐欺で生活する人のことは許せませんし、とにかくやるせない気持ちでしたね」と怒りをにじませました。
解決に向けて奔走するも実らず、ついに祖母の貯蓄は0円に……
近所の男性にお金を奪われ続けている祖母に助言をしたら、反対に縁を切ると宣言されてしまった女性たち。とはいえ、高齢の祖母をこのまま放っておくわけにはいきません。
女性たちは事態をどうにかするため、町の地域包括支援センターやケアマネジャー、高齢者の相談機関などに片っ端から相談しました。
ところが、「それぞれ話は聞いてくれるものの、実際に解決には至るような有益な情報にはたどり着けず、結局は自分たちでどうにかしてねといった感じです」と振り返ります。

また、明らかに認知機能が低下している祖母が介護認定を受けられるよう試みましたが、これも難航。結局、祖母に介護認定が下りることはなく、女性は「最後には諦めることとなりました」と明かしました。
結果として、1年前に残っていた祖母の貯蓄100万円は既に底をついてしまったのだとか。「このまま持ち家も手放すことになるでしょう」と女性。
「毎日数万渡していたら持つはずがありません。祖母は家族を失い、お金を失い、家を失い、金がなくなればなんでも屋は来なくなるので、あとは独り寂しく死ぬだけです」と続けました。
今となっては「最初から好きにしたらいいと突き放してしまったほうが楽だったのかもしれない」と考えることもあるという女性。それでも、相手の男性に対しての許せない気持ちは依然として残っていると言います。
最後に女性は「本人の意志が固いと高齢者でも不利益から救うことは難しいのだなと、あまり知りたくなかった教訓を得た気がします。血がつながっている家族だから話せばなんとかなる、悪い人は必ず裁かれる……なんて考えていたこともあったのに、その通りにはならなかった現実がとても憎いです」と複雑な心境を吐露しました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年6月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
