◆残念ながら宮崎ではウケず…
ギャラリー蔵内(原則撮影禁止)に展示されている春画 実は上流側からは大きな岩の上に陽石が屹立しているといった眺めだが、下流側からは大きな岩に割れ目がしっかりと刻まれているのが確認できる、まさに陰石なのだ。上流側からだとしめ縄が1本しか見えないが、下流側はこの割れ目にもしめ縄が飾ってある。スポットガーデン陰陽石の池田政憲(まさのり)社長は「あり得ない原風景 川面に写すは 女と男 息づく その生のお姿 命の原点 絶景……」と来場者に力説する。
こちらもギャラリー蔵内の春画人形。ひっくり返すと秘部があらわになる。 鬼子母神堂や秘宝館が醸し出す昭和の妖しさは、珍スポ好きにはたまらない雰囲気なのだけれど、宮崎ではあまりウケがよくないのか、お客さんが少ないそうだ。南向きだから順光。しかも美しい渓谷に陰陽石の陽石も陰石もよく特徴が表れ、運が良ければ「逆さ陰陽石」だってありえる。ぜひ上流・下流のどちらからも、この自然が生み出した聖(性)なる絶景を味わってほしい。
<TEXT/関口勇>
【関口勇】
『ワンダーJAPON』編集長(フリーランス・発行元はスタンダーズ)。廃墟、B級スポット、巨大構造物、赤線跡などフツーじゃない場所ばかり紹介。武蔵野美術大学非常勤講師。X(旧Twitter):@isamu_WJ