1990年代製でもピカピカ&現役バリバリ! JR東日本の車両がこれほどまで長く愛される理由

経年が異なる車両が同じ編成にある中央快速線

オレンジ色の帯が巻かれている中央快速線のE233系は、2006年12月に投入された。いまから20年も前の車両で、車内を見ると座席がくたびれている印象がある。当初は10両編成、あるいは6両プラス4両の編成で、とにかく都心部ではトータル10両ひとまとまりで走っていたことになる。

この体制でこのままいくのだろうと思われたが、2015年2月に中央線快速にグリーン車を導入する計画が発表される。このころは、2020年度に開始する予定だった。

その後、2018年4月にはサービス開始の延期を発表、さらにコロナ禍などによる半導体不足などで車両の製造に影響があり、開始したのは2025年3月のことだった。

製造された時期に大きな差がある車両が、ひとつの編成の中に入っているという面白い現象が、中央快速線では起こっている。

車両ができた時期は、車内の車両番号の個所に掲示

山手線のE235系も、2015年には使用が開始され、すでに10年ものキャリアを持っている。山手線は車両が余り気味であり、一部の車両では緑の部分を黄色に変えて、中央・総武緩行線に転属しようとしている。

自動車では10年も走れば結構古いものになるが、鉄道ではまだ新しい部類に入る。

同じ会社の中でメインの路線からサブの路線に移行したり、他社に譲渡されたりして、車両は長く使われる。鉄道車両が長持ちするからこうしたことができるのだ。

都心でも、中央・総武緩行線や武蔵野線では、実は意外と古い車両が使用されている。さらに地方に行くと、JR東日本でも1990年代製造の車両が使用されていることが多い。

ちなみに、車両ができた時期は、車内の車両番号の箇所に一緒に掲示されている。これを見て、車両のすごした年月に思いをはせてほしい。

(小林拓矢)


【プロフィール】
こばやし・たくや/1979年山梨県甲府市生まれ。鉄道などを中心にフリーライターとして執筆活動を行っている。著書『京急 最新の凄い話』(KAWADE夢文庫)、『関東の私鉄沿線格差』(KAWADE夢新書)、『JR中央本線 知らなかった凄い話』(KAWADE夢文庫)。

配信元: J-CASTニュース

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