「憧れ」を「計画」に変えるために
セイタさん夫婦の経験は、移住を全否定するものではありません。庭付きの暮らし、地域のつながり、自然の豊かさは、都市では得られない本物の価値です。問題は、「憧れ」だけで動いた結果、お金の現実が後から追いかけてきたことです。
田舎移住を老後の選択肢として考えるなら、最低でも次の4点を事前に確認することが欠かせません。
◎古民家の場合はリフォーム費用を多めに見積もる(相場の1.5〜2倍を想定)
◎車の維持費を必ず月次で計算に入れる
◎移住先での光熱費・医療アクセスを現地で確認する
◎都市に残る家族・友人への交通費を年間コストで算出する。
退職金は老後の「最後の砦」でもあります。移住という夢に全額を投じる前に、残す金額の下限を決めておくことが、長期的な安心につながるでしょう。
