「お母さんはしばらく帰りません…」机の上の置手紙と空っぽの通帳。年金月14万円の70歳夫とひきこもりの41歳息子を残し、66歳妻が静かに“蒸発”した日

内閣府の「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和7年人々のつながりに関する基礎調査)」によると、孤独感が「しばしばある・常にある」と答えた人は全体平均で4.5%であるのに対し、「仕事をしていない(仕事を探している)」人では11.0%、「未婚」の人では9.0%と大きく数値を上回っています。このデータは、社会から孤立する現役世代や中高年層の実態を明確に示しています。こうした孤立した子を、高齢の親が年金や貯蓄を切り崩して支え続けるケースは全国で起きており、限界を迎えた末の「親子共倒れ」が危惧されているのです。本記事では、家族だけで問題を抱え込む構造的なリスクと、そこから抜け出すための道筋を探ります。※事例の人物名はすべて仮名です。
「ちくしょう!金が足りねえ…」父の退職金2,400万円を溶かし続けた47歳放蕩息子。年金月15万円の71歳父親が、我が子を「許すほかなかった」理由

内閣府の「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和7年人々のつながりに関する基礎調査)」によると、「仕事をしていない」人の11.0%が常に孤独を感じているといい、全体平均(4.5%)の2倍以上に上ります。特に中高年の孤立は深刻化しており、彼らを支える高齢親の生活を根底から脅かすケースが後を絶ちません。71歳のジローさん(仮名)もその一人です。定年退職時に受け取った退職金は、47歳の無職の長男によって底を突こうとしています。「甘やかすからだ」と周囲は非難しますが、ジローさんには突き放せない悲痛な理由がありました。親子共倒れの危機に直面する家庭のリアルと、その連鎖を断ち切るための道筋を追います。
