【更年期が太る理由】生野菜・水2L・腸活ヨーグルトが逆効果?東洋医学が教える「50代のやせる習慣」

【更年期が太る理由】生野菜・水2L・腸活ヨーグルトが逆効果?東洋医学が教える「50代のやせる習慣」

更年期を迎えて、食生活は変わらないのに太りやすくなってきたからと、必死に運動や食事制限をしていませんか? もしくは「年齢だから仕方がない」とあきらめていませんか?
やせる努力をする前に、まずは東洋医学の視点で毎日の食生活や日常生活を見直してみましょう。ちょっとした習慣の見直しが、太りにくい体質作りにつながるはず。やせるために頑張っていた努力が実は逆効果だった……なんて発見もあるかも!

運動不足でも女性ホルモンでもない……更年期で太りやすくなった意外な理由

「食べ過ぎていないのに、最近太りやすくなった……」

更年期を迎えて、こんな悩みを抱えていませんか?
昔と食べる量が変わらない、むしろ昔より食べる量を減らしているのに太りやすい……なんて人もいるかもしれません。

一般的に「食べ過ぎていないのに太る」原因としてよく挙げられるのは、運動不足、筋肉量の低下、女性ホルモンの問題、自律神経の乱れなど。いずれも、単なるカロリー調整だけの問題ではないのが厄介ですよね。

一方、東洋医学ではその原因はかなり変わり、主に次のような要因が「食べ過ぎていないのに太る」理由として挙げられます。

原因①胃腸の消化力の低下
東洋医学では胃腸機能を「脾(ひ)」と呼びます。加齢によって脾の働きが低下すると、飲食物を消化して「気(き=エネルギー)」や「血(けつ≒血液)」を生成する機能も低下。未消化物が体内に滞留し、余分な脂肪などに変化して太りやすくなってしまいます。

原因②胃腸の水分排出力の低下
脾には水分代謝をになう役割もあり、体内の余分な水分を排出する働きもあります。しかし加齢によってこの働きが低下すると余分な水分が体内に停滞し、やがて「痰湿(たんしつ)」と呼ばれるドロドロ状の物質に。これがおなかまわりの脂肪に変わってしまいます。

原因③気の不足(気虚=ききょ)
①ともつながりますが、加齢による脾の働きの低下は体の活動エネルギーである気の生成低下にもつながり、「気虚(ききょ=気の不足)」体質を招くことに。気には体を温める作用や、血液や水分などを全身にめぐらせる作用などがあるため、気虚になると脂肪燃焼や老廃物の代謝などが低下して太りやすくなります。

つまりざっくり言うと、「胃腸の疲れ」が「食べ過ぎていないのに太る」原因となる、ということ。その「胃腸の疲れ」を招く原因は加齢だけではなく、実は一般的に体にいいと思われがちな食習慣や生活習慣が大きく影響している場合も多いのです。

やせるはずが逆効果!?実は太りやすくなる6つの「ため込み習慣」

西洋医学や栄養学では特に問題視されていないことでも、東洋医学の視点で見ると胃腸に負担がかかるために控えたほうがいいとされる食習慣や生活習慣は意外なほど多くあります。やせるために行っていた毎日の努力が、実は逆効果になる「ため込み習慣」だった……なんてことも。まずは次の項目で当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

ため込み習慣① 生野菜サラダをたっぷり食べる
低カロリーでビタミン豊富なイメージがある生野菜。ダイエットと言えば生野菜サラダ、という印象すらありますよね。しかし東洋医学では、生野菜や生ものはその冷たさによって脾を冷やして消化機能の低下を招くため、たくさん食べることは推奨されていません。野菜は温野菜やスープなどの形で、必ず加熱してとるようにしましょう。なお、生のフルーツも脾を冷やし、甘さが脾への負担にもなるので、食べ過ぎに注意しましょう。

ため込み習慣② 水を1日2L飲む
水をたくさん飲むと、代謝アップやデトックスの効果があると言われることが多いようです。「水を1日2L飲む」という方法もよく知られていますね。しかし東洋医学の場合、大量に水を飲むと脾を冷やしてその働きを低下させ、さらに脾の水分代謝機能が追いつかずに処理しきれなかった水分が体内に停滞して痰湿に変化する、と考えられます。その結果、おなかまわりに余分な脂肪がつきやすくなるほか、むくみや冷えなどの原因にも。水分はのどが渇いたときに、必要な量を少しずつとるのが基本。冷たい水は控えて、少なくとも常温で、できれば温かいお茶や白湯を飲むといいでしょう。

ため込み習慣③ 腸活目的でヨーグルトを食べる
腸活食材の代表格であるヨーグルト。おなかをすっきりさせる目的で、積極的にとっている人も多いでしょう。しかし薬膳ではヨーグルトは胃腸の熱を冷ます食材とされ、また乳製品全般が体内に余分な水分を生み出しやすい食材であるとされています。つまりヨーグルトもまた、脾の働きを低下させ、余分な水分をためて痰湿を生み出しやすい食材ということ。発酵食品をとり入れる場合は、温かいお味噌汁や納豆など、脾を温めながら無理なく消化できるメニューがおすすめです。

ため込み習慣④ 極端な糖質制限
短期的なダイエット効果が高い糖質制限ですが、東洋医学ではお米などの穀物は気を作り出すための最も重要な食材とされ、不足すると気虚となって代謝の低下を招くと考えられています。特に気が不足しがちな50代は、穀類を極端に制限して体に負担をかけるダイエットをするよりも、適量の穀類をとって気をしっかりと補うほうが、無理なく継続的に太りにくい体作りにつなげることができます。穀類はよく噛んで食べることで、さらに効率よく気を生み出すことができます。

ため込み習慣⑤ 夜の運動・トレーニング
東洋医学では、夜は気や血を蓄える時間帯と考えます。しかし夜にランニングや筋トレなどの激しい運動やトレーニングをすると、蓄えるべき気を消耗してしまうため気虚になりやすくなります。また、本来は休息するべき時間である夜に運動をすると、心身が興奮状態になり、その後の睡眠が浅くなりがちに。激しい運動は午前中から日中の時間帯に行い、夜に体を動かすなら軽いヨガやストレッチがいいでしょう。

ため込み習慣⑥ サウナや長風呂による大量の発汗
一般的に、サウナや長風呂での大量の発汗はデトックス効果や血行促進効果が期待されています。しかし東洋医学では、汗をかくと水分とともに体内の気も漏れ出ると考えられており、大量の汗をかくと多くの気を消耗して気虚になりやすいと言われています。特に50代は無理に大量の汗をかいて体に負担をかけるのではなく、じんわりと汗をかく程度の入浴にして、気を消耗しないように守って養うことを優先しましょう。

提供元

プロフィール画像

大人のおしゃれ手帖web

雑誌「大人のおしゃれ手帖」のオンラインメディア。50代女性が「今」知りたい情報をタイムリーにお届け。暮らし、健康、おしゃれをブラッシュアップするヒントがいっぱいです! 家事に役立つ知恵や、毎日の料理に活かせるレシピ、いつもごきげんでいられるための健康・美容法など盛りだくさん。人には聞きづらい更年期のお悩みに応える記事も充実しています。

あなたにおすすめ