築古アパート購入の「落とし穴」徹底回避術…契約不適合(隠れた瑕疵)で泣かないためのチェックリスト【弁護士が解説】

築古アパート購入の「落とし穴」徹底回避術…契約不適合(隠れた瑕疵)で泣かないためのチェックリスト【弁護士が解説】

築古アパート購入前のチェックポイント

最後にこれまで述べてきたことを踏まえたチェックポイントをまとめておきます。

①契約前

・契約不適合責任の期間は妥当か

・設備の免責条項が過剰ではないか

・告知事項は詳細に記載されているか

・雨漏り・シロアリ・配管などについて売主からの説明は十分か

②インスペクション

・インスペクションを実施したか

・過去の修繕履歴を確認したか

・周辺環境、地盤リスク、法令調査を行ったか

・既存不適格の可能性をチェックしたか

③購入後の紛争対策

・発見した不具合・欠陥はすぐに写真・動画、報告書で証拠化

・売主にはすぐに形に残る方法(書面・メール)で通知する

・修繕請求・減額請求等の選択肢を整理しておく

築古アパート投資は、適切なチェックを経ることでリスクを低減し、高いパフォーマンスの発揮を期待できます。本記事が「契約不適合」というリスクを正しく理解し、トラブル回避や安定した不動産運営を行うための一助となれば幸いです。

溝口 矢

法律事務所Z アソシエイト・東京オフィス

弁護士

あなたにおすすめ