庭工事(リフォーム)完全ガイド|テーマ別の費用相場と成功のコツ

庭工事(リフォーム)完全ガイド|テーマ別の費用相場と成功のコツ

3.庭工事(リフォーム)で気をつける4つのこと

せっかく費用を掛けて庭リフォーム工事をしても、後々のメンテナス費用が大きく掛かってしまったり、隣家との深刻なトラブルが発生してしてしまっては後悔することになります。
ここでは、失敗事例を交えながら庭リフォーム工事を実施する前に注意すべきポイントを解説します。

3-1.メンテナンスの手間・費用を考える

庭工事では「初期費用」だけでなく「10年後の総コスト」で比較する視点を持つことが重要です。

たとえば、一般的な木製フェンスは初期費用は抑えられますが、10年ほどで交換が必要になるうえに、毎年のように塗装メンテナンスが必要です。ハードウッドや樹脂製品は初期費用こそ高いものの、ランニングコストは大幅に抑えられます。

3-2.具体的なイメージと予算をしっかり伝える

リフォーム業者との打ち合わせの際には、事前にインターネットや雑誌で庭の写真をたくさん見て、「こんな庭にしたい」という具体的なイメージを固めておきましょう。
「絶対に譲れない条件」と「あれば嬉しい条件」を分けて業者に伝えると、打ち合わせがスムーズに進みます。

3-3.よくある失敗例から学ぶ

庭工事でよくある失敗例を事前に知っておくことで、後悔しない投資が可能になります。いずれもプロに相談し、事前の現地調査をしっかり行ってもらうことで回避できます。

失敗例①:排水計画を考慮せず、雨が降るたびに庭に水たまりができてしまった

水はけの悪い土地の場合には、庭に勾配を若干設けて、浸透桝の設置や雨水排水管への導水を検討しましょう。

費用は掛かりますが土の中に「暗渠(あんきょ)パイプ」と呼ばれる水はけを良くするための排水管を埋設すると、水たまり防止に大きな効果が得られます。

失敗例②:隣家との境界ギリギリに構造物や植栽を設置し、ご近所トラブルに発展した

テラスやカーポートを設置する際には、屋根の雨水や積雪が隣家に落ちないように、一定の空間を設けましょう。

枝葉の越境や落ち葉の飛散など、隣家にご迷惑をお掛けしないように成長後の大きさや季節による変化をイメージして植栽を選びましょう。

容易に和風庭園の雰囲気が出ることで人気の「竹」の植栽ですが、地中で根が広がりやすいという難点があります。敷地境界付近に植栽すると隣家の敷地に侵入して芽を出し、トラブルに発展してしまうこともありますのでご注意ください。

失敗例③: 見た目だけで素材を選んだ結果、数年で劣化・変色してしまった

天然の木材は見た目と素材感が優れていますが、毎年のように塗装メンテナンスをする必要があります。メンテナスフリーの木目調のアルミ素材や人工木(木樹脂)という選択肢もあります。

白系の素材はカビや苔が発生すると大幅に美観を損ねてしまいます。日当たりの悪い箇所には白系素材を選ばない方が無難です。

3-4.DIYを上手に使い分ける

庭工事のすべてをプロに頼む必要はありません。花壇作りや小規模な砂利敷き、ガーデニングなどはDIYでも十分対応できます。

一方、基礎工事・コンクリート舗装・電気配線・大型構造物の設置などは、専門知識と技術が必要です。中途半端なDIYは仕上がりの問題だけでなく、やり直しで結果的に費用が増えるケースもあるため注意しましょう。

庭を綺麗に保つためのコツ

庭を長くきれいに保つための実践的なコツをご紹介します。

手入れが楽な植物を選ぶ

多年草は一度植えれば何年も花を咲かせてくれるため、植え替えの手間が省けます。ローズマリーやラベンダーなどのハーブ類は害虫よけの効果があり、料理にも使えるため一石二鳥です。

防草シートを敷く

庭工事の際に防草シートの施工もまとめて依頼しておくと、その後の雑草対策の手間が格段に減ります。多少費用がかかっても、長期的なメンテナンスコストを考えると十分に元が取れる投資です。

定期的なプロのメンテナンスも検討する

年に1〜2回、庭木の剪定や消毒をプロに依頼し、同時に庭のフェンスやデッキなどの点検もしてもらうこともおすすめです。プロの定期メンテナンスを受けることで、大きなトラブルを未然に防ぎ、結果的に維持費を抑えることにつながります。

4.庭工事(リフォーム)の費用を抑えるコツ

庭のリフォーム工事を計画する際には、ご予算の中で最大の効果が得られるように以下のポイントを押さえておきましょう。

4-1.優先順位を決める

「見た目」「実用性」「メンテナンス性」のどれを最も重視するかで、最適なプランが変わります。
すべてを完璧にしようとすると費用が膨らみがちです。まずは優先順位を明確にして、限られた予算で最大の満足を得られるプランを業者と一緒に考えましょう

4-2.複数の工事をまとめて依頼する

たとえば砂利敷きとフェンス設置を別々の時期に依頼すると、その都度、交通費や養生費などの諸経費が発生します。
まとめて依頼すれば諸経費を一度に抑えられ、総額で10〜20%程度の削減につながるケースもあります。

4-3.補助金・助成金を活用する

サンルームに断熱ガラスを採用する場合や、高齢者のための庭のバリアフリー化工事など、一部の庭工事では国や自治体の補助金や助成金が利用できる場合がありますので、リフォーム会社に確認してみましょう。

▼省エネリフォームと介護リフォームで使える補助金についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

【2026年最新】省エネリフォーム(改修工事)補助金ガイド|活用例・条件・注意点を解説

介護リフォームで使える補助金は?制度の種類や申請方法、支給条件まで解説

お住まいの自治体に問い合わせたり、ホームページで最新情報を確認してみることもおすすめです。一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会の「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」で検索してみるのよいでしょう。

4-4.複数社から見積もりを取って比較する

同じ工事内容でも、業者によって数十万円の差が出ることは珍しくありません。少なくとも2〜3社から見積もりを取り、工事内容・費用・対応力を比較検討しましょう。

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