
フリーになってからの環境の変化、長年にわたって兼業で続けている経理の仕事、プライベートの恋バナや今後の展望など、現在のリアルな“松本菜奈実”をぞんぶんに語ってもらった。
◆自分だけでやっているからって稼げるわけではない

「グラビアを始めて1年くらい経った頃から、『もっとやれることはないのだろうか』と考えるようになったんです。イメージビデオの撮影も、1人でカメラに向かって話し続けるのは違うな~と感じるようになってしまって……。対人での撮影の仕事=アダルト系かな?と」
――発想が一足飛びのような(笑)。
「そうなんですけど、私の中ではグラビアも裸もあんまり差がなかったんですよね。抵抗感も一切なくて、脱ぐぞ!絡みもやるぞ!って、ワクワクしながら挑みました(笑)」
――結果、セクシー女優としても人気を博し、今年でデビュー9周年。来年には10周年を控えています。
「本当にあっという間でしたね。時が過ぎるのは早いです」
――今年の1月5日にフリーで活動することを発表。翌週には適正アダルト作品からの卒業も報告。突然のことに驚きました。
「長年活動してきた中で『現状維持でいいのかな?』と感じるようになりました。マンネリや物足りなさを感じることも増えてきて。でも、10年近くやってきたことを完全に捨ててしまうのはもったいない。それならば、売上の管理や営業も含め、なんでも自分主導でやってみたいと思ったんです。
もともと、同人作品に出ることにも興味があり、他の女の子のコンサルティングをしてあげたいとも考えていました。だったら『やるなら今だ!』と。私の正直な気持ちを事務所に話したうえで、円満退所となりました」
――現在の活動の状況はいかがですか?
「同人作品のほうは“チーム松本”みたいな感じで、数人のスタッフ体制でやっています。企画、SNS、編集、プロデュースと役割分担をしていますね。ただ、即売会や撮影会なんかは、私1人で動いていますね」
――不躾な質問ですが、同人作品って儲かるのでしょうか。同人が稼げるという話もあります。
「そこは誤解のないように伝えたいのですが、同人が絶対に稼げるわけではないんですよ。本当に本人の頑張り次第なんです。ちゃんとコンスタントに撮影して投稿するってことをやっていかないと。ヘタに休めば収入ゼロですからね。受け身でいるだけではできないと思いますよ」
――松本さんはどれくらいの頻度で撮影をしているのですか?
「撮影は月に3~4日ですね。投稿は絡みのある作品が月に1本で、1人で映っているものが週に1本のペースです。以前よりは自分の時間をつくれるようになったかな。それでも、同人作品づくりって、決してハードルの低い仕事ではないですよ。やってみたいという人にアドバイスをするとしたら、『勇気・覚悟・継続力』。この3つは不可欠。
それに、とにかくやることが多いので、すべては助けてくれる人たちの存在があってこそ。本当の意味で1人だったら、とても始められなかったと思います」
◆兼業で経理の仕事をやっています!

「“松本菜奈実”としての休みとなると……経理の仕事ですね。これはもう、ずっと兼業で7~8年くらい続けているんですよ。月に数回、リモートでやっています」
――意外なお話ですね。しかも、けっこうな年月になるじゃないですか。
「もともとは友達の紹介で、知人が新しく会社を立ち上げる際に、人手がないからってお願いされて。『それならやるよ~』って、あんまりやる気ない感じで始めました(笑)」
――過去に経理の仕事の経験があったのですか?
「それがぜんぜん!本当にイチから勉強したんですよ。まったく無知の状態でしたけど、やっていったらそのうち嫌でも知識は身についていきました。自力で簿記2級も取ったんですよ!」
――すごい!めちゃくちゃ努力家ですね。
「税理士の資格も欲しいのですが、まだまだ手が出せる段階ではないですね。実は、当初は出社して働いていたんですが、すぐシェアオフィスの他社の方々に身バレしちゃって……。『松本菜奈実がいる』って騒ぎになってしまうので、リモートに切り替えたんです(笑)」
――その話を聞くと、自分で売上管理ができるのも納得です。今後のキャリアについて考えたりもしているのですか?
「私はもうめちゃめちゃ若いわけではないので、いずれは自分が作品の主役になるよりも、裏方として他の女の子をサポートできる立場になりたいと考えています。自分自身の経験からも、色んな先輩たちに相談したり、頼ったりすることは必要だと思っているので」
――もし今、後輩の女の子にアドバイスを伝えるとしたら?
「どんな業界でも関係なく、一般常識を当たり前のように身に着けるべきだと言いたいですね。挨拶とか、最低限のことのように思うかもしれませんが、大事なことだから。
あと、今はSNS社会じゃないですか。病んでいても、疲れていても、とにかく日々の更新を継続すること。そのためにもメンタルの安定は必須なので、自分なりの休息時間を設けるようにしてください」

