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鈴木あきえ(39歳)の人生を変えた『王様のブランチ』出演。「布面積がどんどん小さくなって…」グラビア活動の引退が転機に

鈴木あきえ(39歳)の人生を変えた『王様のブランチ』出演。「布面積がどんどん小さくなって…」グラビア活動の引退が転機に

◆「天てれ」でも大きな学びが

――第2のターニングポイントはどこですか?

鈴木:2011年から『大!天才てれびくん』(NHK Eテレ)の司会をさせてもらったことですね。当時24歳でした。

――「天てれ」は今の40代以下は多くの人が通ってきた長寿番組。

鈴木:それに、私は17歳の時の2択で芸能に進みましたが、心のどこかにはいつも「子どもに関わる活動がしたい」という気持ちはあったんですよ。だから、天てれに出ることが決まったのは「もう一つの夢が叶った」と言ってもいいくらいの出来事でしたね。

――司会としてコンビを組まれたのが、あの出川哲朗さんだったのも大きいのではないですか?

鈴木:めちゃくちゃ大きいです!出川さんって、カメラが回ってないときでも、誰に対してでも裏表のない実直な人んです。新人のADさんにも子どもたち(てれび戦士)にも、大御所の方が来ても同じで、明るく思ったことを伝えるし話を聞いてくれる。「ハートで活動をすること」の大事さは出川さんから学びましたね。

――2017年に鈴木さんがご結婚されたときも、出川さんがスペシャル牧師をやられています。

鈴木:結婚式の本番でも、出川さんに担当していただく部分のセリフを書いたカンペも用意していたんですが、「カンペなんていらねぇから!オレは心で話すから!」って。実際、本番でも出川さんご自身の気持ちや私に対する思いを、その場で伝えてくれたんです。

◆取捨選択し、自分らしい育児にたどり着く

鈴木あきえ
『すくすく子育て』のセットで撮った一枚
――最後のターニングポイントを教えてください。

鈴木:これは、人生でのターニングポイントですが、2019年から出演させていただいた『すくすく子育て』(NHK Eテレ)です。天てれの後も、子どもに関わる活動がしたい思いはあったので、お話をいただいた時は本当に「ご褒美だ!」と思いましたよ。

長男が生後5か月の時から5年間担当させてもらいましたが、あの番組がなかったら、私はもっとガチガチの子育てをして病んでしまっていたかもしれません。

――そうならなかったのは、専門家に話が聞けたからですか?

鈴木:何人もの専門家の方の話を近くで聞けたのが大きいですね。お一人の方の意見は合わなくても、他の方の意見が私に合うことがあったりして、たくさんの意見を聞けました。おかげで、自分に合う育児情報を取捨選択ができた。

――現在は3人のお子様に恵まれ、元気に育児もしていらっしゃいますね。

育児を始めた最初の頃は、今考えると、できなかったことばかりに目がいってしまい自分を責めていました。「私のところにきてくれた息子がかわいそう」とかまで思っちゃって。でも、番組で色々なお話や他のご家庭の悩みを聞く中で、「私もこれで大丈夫」と思えるようになってきたんです。おかげで、私にも子どもにも笑顔が増えました!

――プライベートでもライフステージが変わり、時代が求めるものも変化しています。その中で、タレント鈴木あきえが20年前と「変化したこと」はなんですか?

鈴木:昔は、とにかくハイテンションで明るく振舞って、元気を届けることを意識していました。でも、母親になってみるといつも元気ではないんですよね。いっぱいいっぱいになったり、子どもに強く言いすぎて反省することもあったり。部活の引退後のように心に穴が空くような、落ち込んだりしている人間味を見せてもいい機会が増えてきました。

なので、明るいばかりじゃない私も出していますね。あえて出しているというより、思った通りに感じたまま話しているだけなんですけど(笑)。

あらゆる洗礼と学びを受けて進化してきた鈴木あきえは今、出川哲朗氏が体現していた、「心で仕事をする」というフェーズに入ってきたようだ。

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かつては“元気を届ける側”として、全力の笑顔を武器に走り続けてきた。しかし、母になり、弱さや迷いも抱えながら歩く現在の彼女には、以前とは違う説得力がある。芸能界20年超。キャリアは、ただ生き残った歴史ではなく、「誰かに寄り添う力」を育ててきた時間だったのかもしれない。

鈴木あきえ
<取材・文/ Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
配信元: 日刊SPA!

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