
気持ちはすごく分かります。購入するにはお金もかかるし、掃除もめんどくさそうだし、そもそもラグなんて無くても生活できちゃいますからね。後回しどころか、そもそも不要と判断している方もいらっしゃると思います。
ですがちょっと待ってください。おしゃれな部屋には、必ずと言っていいほどラグがあります。インテリアが好きな人たちは、そうそう簡単にラグ無しで生活しないものです。どうしてでしょうか?
フカフカして柔らかい。ホコリを吸い込んでくれる。多少なりとも防音になる。まあどれも正解なのですが、それだけではありません。
実はですね。ラグを敷くと部屋が「おしゃれ」になるのです。だから、おしゃれが好きな人ほどラグを敷くのです。わあ、マユツバ!!
とても信じられないと思うのですが、これにはちゃんと理由があるんです。本日はこのメカニズムについて解説していきましょう。謎が深まりますね。
◆ラグの役割は「ゾーニング」

ゾーンを区切るから「ゾーニング」です。ここはご飯を食べるゾーンだ、ここはソファでくつろぐゾーンだという風に、空間を役割ごとに区切ることをゾーニングといいますよ。
パーテーションを置いてゾーニングするとか、壁のようなデカイ本棚を置いてゾーニングするとか、そういうことも可能ですが大げさになってしまいます。だけどソファの前にラグが敷いてあれば、この一帯はくつろぐゾーンなのだと、ゆるやかに表現することができます。
圧迫感を増やしたりせず、床面積を狭くしたりせず、ナチュラルに空間の役割を区切ることができる。これがラグの大きなメリットです。
◆それのどこが「おしゃれ」なの?

インテリアの世界には、関係性を連想できるものがコーディネートされていると素敵に見えるというルールがあります。「秩序を感じさせる物」「理由のある物」「関係しあってるもの」、そういったものたちが部屋の中に揃っているとおしゃれに見えます。
なのでインテリアコーディネートをするときは、白い家具の仲間たち、まるい雑貨の仲間たち、動物モチーフの仲間たちなどなど、そんな関係性を意識しながらアイテム選びをするわけですね。
ラグを使ってゾーニングをすると、この関係性を意図的に強化することができます。リビングにラグを敷けば、ここはくつろぐゾーンなのだと表現できます。すると、そこに置かれた家財たちは「仲間同士」に見えるんですよね。
ソファにクッション、コーヒーテーブルなどなど、これらがぜんぶ「くつろぐゾーンの仲間たち」に見えるということです。ラグを使うことで、家具同士の関係性をより強く印象付けられるわけです。
ダイニングでも同じです。ダイニングテーブルとチェアの下にラグを敷けば、家具同士が「ダイニングゾーンの仲間たち」なのだというイメージが強化されます。ただのテーブルと椅子ではなくて、「ダイニングセット」なのだという印象がパワーアップするわけですね。
ラグはただ便利なだけでなく、ゾーニングによって家財同士の関係性を強く印象付けられるため、それによって秩序ある素敵な空間を演出することができる。これが、ラグを使うとお部屋がおしゃれになるカラクリですよ。

